″いつもそばにアルコール♪″ アナザーラウンド 感想

映画

辛い時も嬉しい時も
いつも、そばにアルコール♪な
映画の話。

アナザーラウンド

アナザーラウンド(Blu-ray DVDセット)【Blu-ray】 [ マッツ・ミケルセン ]

データ

公開:2021年
製作国:デンマーク
監督:トマス・ビンターベア

あらすじ

冴えない高校教師のマーティンと同僚3人は、
ノルウェー人の哲学者が提唱した
「血中アルコール濃度を0.05%に保つと
体にやる気と自信がみなぎる」という理論を実証することに。
 
朝から酒を飲み続け、常に酔った状態を保つという
破天荒な実験に取り組む。
 
効果てきめんで、授業も楽しくなり、
生徒たちとの関係も良好になっていく。
このまま人生は上向きになると、誰もが思っていた。
 
しかし、実験が進むにつれて次第に制御不能となり…。

飲酒に年齢制限のないデンマークの
社会風刺ともとれる映画。
 
あ、購入する際は年齢制限があるそう。
そこは、線引きするんだね。
 
 
冒頭に出てくる、
非常に頭の悪い(ほめてる)レースがあるんだけど。
マラソンしながら、
1ケースいっぱいの瓶ビールを飲み切るって。
 
いやぁ、バカバカしい。けど、
そんなのが実際あるんだろうね。
ただ、それよりもこのレースに参加するのが
高校生っていう。
 
日本の文化に慣れてると、
「お前ら未成年じゃん!」ってとこに
面食らうシーンでした。
 
 
そういう良くも悪くもな文化の話として、
見ないといけないんだな。と冒頭で感じまして。
シンプルなバカ話かと思いきや、
意外と深いところに連れてかれるわけです。
 
 
酔っ払い親父たちのバカさは楽しい。
常に飲み続けるわけだから、
みんな学校に酒を内緒で持ってくるわけ。
 
水筒に隠したりしてさ。
で、そんなこと知らない小学生くらいの男の子が、
水筒の水をもらおうとするわけ。
でも、あげるわけにはいかないから、
ダメっていう押し問答があったりね。
 
ちょっと、思ったのは
飲酒に年齢制限はないといっても、
子どもに良くないものとしての理解はあるという。
ダメと良いの境界は、そこまでハッキリ分けられてない。 
 
 
という風に、全体的にコメディタッチで進む本作。
 
お酒飲む人は分かると思うけど、
アルコール入ると、
気が大きくなるのは、あるあるなんだよね。
人と話すとき物怖じしなくなる。
 
案外、この理論は間違ってないぞ。とは
思っちゃう。
 
 
だけど、やっぱり。
酒飲みなら、誰もがするであろう失敗というか。
もう、想像どおりの大失敗をやらかすわけです。
 
失敗したあと、
「もう、飲むのやめよう」までがワンセット。
テンプレです。
 
あまりにもテンプレすぎて笑っちゃうけど。
同時に、どこの国でも不変の問題でもあると。
そういうことにも気づかされます。
 
 
しかも、お酒での失敗は、
自業自得で、切り捨てられちゃうからね。
悲しい。
なんで、お酒ってあるんですかね。
 
 
まあ、鑑賞中、
自信を振り返りちょっと不安になってましたけど。

とりあえず、この一杯を飲んでから
あとのことは考えるか。

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