全身緑の男にキュンキュンする日が
来るなんて、、、悔しい!
となる映画の話。
ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
データ
公開:2022年
製作国:日本
あらすじ
かつて悟空により壊滅した悪の組織「レッドリボン軍」。
出典:映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』公式サイトより引用
だがその意志は生きていた!!
復活した彼らは、
新たな人造人間「ガンマ1号&ガンマ2号」を誕生させ、
復讐へと動き始める。
不穏な動きをいち早く察知したピッコロは
レッドリボン軍基地へと潜入するが、
そこでまさかの“最凶兵器”の存在を知るのだった・・・!!
パンをさらわれ基地へとおびき出された悟飯も参戦し、
かつてない超絶バトルが始まる!!!!
果たして死闘の行方は!? そして、地球の運命は!?
全てではないけれど、
たくさんの登場人物が共演。
4年ぶりの劇場版ということもあってか、
いろんなキャラが
どんちゃんやる騒ぎは、
これぞドラゴンボール。
主人公は、すっかり毒気のなくなった
ピッコロさん。
そうなんだよ。
まさかのピッコロさん映画だった。
悟飯は相棒という感じでしたね。
立ち回り的に。
悟飯の娘、パンの面倒まで見るようになった
ピッコロの姿は、もう、おじいちゃん。
文句言いながら、
遊び(修行)相手になったり、
親の代わりに幼稚園に迎えに行ったり。
悟空よりおじいちゃんしてるぞ。
おじいちゃんとして頑張るピッコロさんと、
おじいちゃんに翻弄されたレッドリボン軍の
マゼンタとヘド。
二つの勢力が、ぶつかり合う。
孫の育ち方が変わると考えると、
自分も、いい年のとり方をしたいものだ。
というわけで、
まだ見ていないファンは、
乗り遅れないうちに、
この祭りに参加したほうが良いよ!
以上、ドラゴンボールの感想でした。
バイバイ(@^^)/~~~
・・・んなわきゃない!
ここからは、
かな~り率直な意見をば。
全体的に
編集のテンポとリズムが
好みに合わない。
遠慮なく書くと気持ち悪い。
今年見た映画の中でダントツ。
もっと見たい!って思う部分は短く。
もう次の話見たいんだけど、って
思う部分は長く見せられる。
そんな印象でした。
なんで、そんな風に感じたかというと、
大きく3つあると思っていて。
1_登場人物多すぎ。
2_複数のストーリーラインが
並行して動いている。
3_同じことしゃべりすぎ。
まず、「登場人物多すぎ」
前作「ブロリー」ほど、
出演するキャラが
選別されていないので散漫。
昔のドラゴンボール劇場版にも、
ただキャラが出ただけの話があったけれど、
あれは、カメオ出演に近い。
ポンと出て終わりという潔さがあった。
なので、あまりノイズにならなかった。
けど、今作では、
出るからには何かしらさせてあげないと。
出番を作ってあげないと。って
意図を感じるんですね。
それぞれ、
何かしらセリフを与えられてさ。
総勢15人以上の登場人物がいるんだけど、
この一種の忖度があるおかげで、
なんか展開が、おかしなことになっている。
わざわざ、喋る必要のないタイミングで
いろんなキャラがカットインして話すからさ。
主要人物は、
ピッコロ周りの5、6人のはずなのに、
そこに集中しにくい。
次に「複数のストーリーラインが
並行して動いている。」
これは、群像劇にはよくある展開だけれど、
映画「スナッチ」とか。
ただ、最終的には無関係と思われたものが、
実は繋がっていて。。。
みたいなのがあるわけじゃん。
今回でいうと、
例えば、悟空の修行話と
新生レッドリボン軍の話と
別のストーリラインがある。
だけど、お互いにリンクしない。
ただの、まったく別の話になっているので、
悟空の話なんかは、
長く見せる必要があるのか?これ。
って感じてしまう。
結果的に40分で収まる話を水で薄めて
90分にしましたって印象を受けるんですよ。。。
薄いから味がしないというか。
そういえばパンの話も
ありましたね。
序盤でパンが
「飛べるようになりたい」と言う。
このセリフから、
なんやかんや、悩みや課題を乗り越えて
「成長」した証として
空を飛べるようになるんだろうな。
楽しみだな。って思うじゃん。
だけど、
そんなことはまったくない。
もう、キレイさっぱりない。
「なんかできました!」って感じで飛べるようになる。
この飛べるようになるシーンが、
パン頑張ったね!といより、
クリリン助けに行けや!って
気持ちが先にくるからね。
もっと描きようがあったろうに。
最後に「同じことしゃべりすぎ。」
レッドリボン軍というのが居て、
人造人間がいて。
セルという脅威があって。
ドラゴンボール知らない人向けの配慮だと思う。
なんだろうけど、
この話、繰り返し言いすぎじゃない?
語り口も上手くないし。
例えば、アバンタイトルで、
過去を振り返った直後に、
マゼンタが似たようなこと解説しだすし。
後半は、「もうお腹いっぱいです」となる。
繰り返されるといえば、
悟空やベジータたちが参加しない理由。
まあ、彼らは強すぎて、
デウスエクスマキナになっちゃったので、
出たら物語が終わっちゃうから、
理由つけて出さないのは良いと思う。
けれど、これも
手を変え品を変え語り続ける。
こういうところも、
水増し感をあげている要素だと思う。
で、参加しない理由には拘るのに、
そこおざなりにするのかよ!っていうのが
ちょくちょくある。
例えば、
ピッコロがいったん潜入を中断するところ。
それを「お前、どこ行ってたんだ」で
済まされるという。
いやいや、けっこうな時間、
アイツ持ち場離れてたよ!?
少なくとも見た印象では。
それとも、レッドリボン軍の基地は、
徒歩5分の距離にでもあるんですかね。
とまあ、全体的に酷評気味なんですけど。
大丈夫。
「バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」よりは
面白い。
ただ、もうちょっと、
尺をキュッとしてくれたほうが、見やすかったなぁ。
と思う作品でした。
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