″映画感想″ トップガン・マーヴェリック

待ちに待ったよ!
それも2年!

それゆえに感動もひとしおな映画の話。

トップガン・マーヴェリック

データ

公開:2022年
製作国:アメリカ

あらすじ

アメリカのエリート・パイロットチーム”トップガン”。
かつてない世界の危機を回避する、
絶対不可能な【極秘ミッション】に直面していた。
 
ミッション達成のため、チームに加わったのは、
トップガン史上最高のパイロットでありながら、
常識破りな性格で組織から追いやられた”マーヴェリック”だった。
なぜ彼は、新世代トップガンとともに
このミッションに命を懸けるのか?
タイムリミットは、すぐそこに迫っていた——。

出典:映画『トップガン マーヴェリック』公式サイトより引用

いや~公開まで待たされましたね。
それもこれもコロナのせい。
 
公開延期から1年経ったころは、
もう中止なんだろうな~。とか、
残念に思ってましたが、
ちゃんと劇場で見ることができました。
まず、それに感謝。感激、雨あられ・・・。
 
トム・クルーズありがとう。
 
 
率直な感想、
“続編”というより“リメイク”ですね。
 
シン・ウルトラマンが昔の再現に
こだわっていると感じたものとは一変して、
こちらは、今の技法でアップデートしている。
 
伝わるかな~。この感覚。
まあ、いいや。
 
とにかく!
 
なんでリメイクかと思ったのかというと、
構成や展開のタイミングが
前作と同じなんですよね。
 
 
まず、オープニング。
空母の戦闘機から始まるんですよ。
おなじみのテーマ曲とともに!
 
整備員、翼、車輪・・・
短いショットをフラッシュで見せていくコレ。
 
もう、まんまですよね。前作と。
 
 
そこから始まる、
・マーヴェリックの操縦テクを見せるシーケンス。
・そして命令違反して
・トップガンへ転属。
 
ここまでの流れは前作と一緒。
そんでもってここからの流れも一緒。
 
トップガンでの過酷な訓練飛行があり、
バーで一杯やって、
その時にかかる歌も同じで。
 
・バーのシーンから
ロマンスの空気が漂うところも。
・ニケツでバイクを走らせるところも。
・ビーチスポーツをするところも、
み~んな一緒。
 
なんなら、
終盤で初めて敵とドックファイト!や、
敵の顔が黒塗りのヘルメットで
表情がまったく分からないところ、などなど。
 
もうびっくりするくらい一緒なんだよね。
エンドクレジットの見せ方まで同じだから。
 
 
唯一違うのが、
マーヴェリックの年齢であり、立場。
 
たったそれだけで、
これまで辿った道が違う景色に見え、
哀愁が漂ってくる。
 
しかも、前作以上に
人間を掘り下げている気がする。
 
マーヴェリックが、
二枚目で天才ゆえに
どこか、作り物っぽいキャラから、
血の通った人間っぽい描写が増えた。
 
例えば、
目つきの悪さをことごとく揶揄されるとか。
初デートの気まずい瞬間を目撃されるとか。
 
前作にはなかった失敗シーンがあるんですよ。
 
マーヴェリックに
ものすごく愛着が湧くので、
面白さ増し増し。
 
 
そんでもって、
やっぱり戦闘機のシーンは
めちゃくちゃカッコいい!
 
序盤の最新鋭機もそうだけど、
今作のメイン機F18。
これのね~、ドックファイトが
めちゃくちゃいい。
 
ビューンっていって、
ドンドーンって、
それでババババ・・・。
 
え、伝わらない?
考えるな、感じろ!
 
実際の戦闘機に乗って撮影したからこそ、
俳優の表情にも、リアルなGを感じるというか、
本当に辛そうなんですよ。
いや、本当に辛かったんだろうけど。
 
だから、操縦に重みを感じる。
空気感、緊迫感。
思わず手に汗握っちゃうじゃん。
 
というか、本編に出てくる曲芸飛行の数々が
CGじゃなくて実写ってホントかよ?
 
さすがに、CGじゃないと厳しいカットもあったし、
爆発のカットとかね。
全部が実写ってわけじゃないだろうと思うけど。
・・・え、違うよね?
 
と、逆フェイクを疑うくらい、
とにかくカッコいいんで。
劇場で確かめてほしい。
 
 
そして、ラストに待ち受ける、
二人の“相棒”との出会い。
 
トリハダたったよ。
マジでマジで。
 
最後にものをいうのは機体ではなく、
パイロットの腕なのだ。
 
 
王道ストーリーに、
映画の魅力をシンプルに詰め込んだ傑作。
 
と、思ういっぽうで、
NATOのために命をかけるアメリカという、
今作一番のファンタジーがあるわけです。
 
2年前なら、すんなり受け止められたけど、
今となってはなぁ。
 
 
映画も生モノだと感じずにはいられないわけです。
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました