″読書感想″ テレビの重罪

書籍

今回はパパっと短め
タイトル買いした本の話。

テレビの重罪

テレビの重罪 (宝島社新書) [ 和田 秀樹 ]

この本通して、語られていることを
自分なりに解釈すると。

世の中、答えのあるもののほうが少ないんだから、
答えを安易に絞っちゃう、限定しちゃう
テレビの在り方は違うんじゃないか。
 
 
だと思っていて。
それは大いに同意できる。
 
 
テレビは娯楽性を追求するあまり、
情報のハコになっちゃった。
 
心を揺さぶるような、
自問自答できるような、
作りはなくなったと思う。

それは、近年のテレビの作り方を
見ていれば、よく感じる。
 
とにかく、ナレ―ションだらけ。
 
ナレーションは、制作者の思惑が
一番入るところで。
「こう思ってくださいね」と強制するため、
見てる人が自由に感じる部分を
すっかり無くすのである。
 
これは一種のプロパガンダに近い。
 
だから、テレビの力は恐ろしいもので、
どんなものでも、良く見せることができるし。
どんなものでも、悪く見せることができる。
  
で、このテレビを参考に、
情報のハコになりつつあるのが日本のYoutubeで・・・と、
これはまた別の話か。
 
 
 
テレビによくあるのは、専門家を招いての
検証、討論系だが、
専門家意見も似たような意見を
並べるだけで、
議論らしい議論が行われないのがテレビ討論。
というのもすごい納得。
 
 
そんなわけで、
大いに共感できる部分もあるけれど、
いっぽうで、テレビ嫌いが先に出すぎちゃって、
「論理飛躍してないか?」って思う部分もある。
 
しかし、まあこれもイチ意見で、
正しいというわけではないのだ。
 
 
いろいろな立場の正しさから、
折り合いをつけてまわっているのが社会なんだから、
通り一辺倒な作り方をするテレビは、
もうちょっと、考えたほうが良いんじゃないか。
 
そんな気になりました。 

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