【動画編集の参考本】「独学大全」なにを学ぶのか

書籍

だいぶ日が空いてしまいましたが、
なんとか続きを書けるまで
読みました!

独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 [ 読書猿 ]

第2章は
「なにを学ぶのか」

自分がなにを知りたいのか?

そもそも、そこから分からない。
そんな方のための章です。

重要なのは自分自身を知ること。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」

という言葉があるように、
道に迷う人の大半は己を知らないのです。

ならやることは簡単です。
まず自分の知り方を
学んでいきましょう。

知りたいことを書きだす

勉強したいテーマを決めたら
一も二もなく、
そのテーマで
ひたすら思いつくことを
書きだしていきましょう。

味噌汁でもなんでもいいです。

書けなくなったら、
知っているものは〇で囲みます。

そうすると、自ずと〇で囲めないものが
出てくるのではないでしょうか。

「それ」です。それ!

知りたいことが浮かび上がって
きましたね。

ちなみに「カルテクセジュ」と
呼ぶらしいです。

ですが、
ちょっと、自問自答が難しい方のために。

コツも紹介されています。

以下の項目を自分に質問してみればOK。

知りたいテーマに対して
(味噌汁を例に)

・なんの1種なのか(類)
→味噌汁は、お吸い物

・グループの中で他とどう違うのか(種差)
→お吸い物の中で味噌を使う

・構成する部分の列挙(部分)
→味噌、大根、豆腐などなど

・~とは何か?(定義)
→おかずであり、食事である

・語源は?
→未醤、未だ醤(古代中国の大豆食品)に
 ならざるもの。それが味噌。
 味噌をお湯に溶かしたもの。 

・反対は?(相半)
→なんだろう。出し汁とかかな

・生じさせた(る)もの(原因)
→まあ、味噌じゃないかな。
 使わないと作れないし。

・~生じたもの。(結果、派生)
→各、地方で独自の味噌汁が生まれた。
 そうめん入れたり。。。

当たってるかどうかはともかく、
こうやって、探っていくことができます。

ちなみに、
これは「ラミのトポス」と呼ぶ。

知りたいことの探し方

日本の図書には
十進分類法によって
大まかにジャンル分けされています。

それは下記の10項目

・総記

・哲学

・歴史

・社会科学

・自然科学

・技術

・産業

・美術

・言語

・文学

1つのテーマ、トピックを決めたら
この10ジャンルから
切り口をかえて眺めてみると
新たな発見ができるかも。

味噌汁を美術の視点で探してみると
面白そうですね。

まずはどれでも良いから、
手に取ってみてください。

そこから、さらに派生することができます。
各、本のページの最後には、
「引用文献」がついています。

この引用元をたどっていくことで、
より深く知ることができるように!

・・・とは言うものの、
その最初を決めること自体が難しい。

そんな方のために、
おススメの読む順番も紹介されていました。
ホント至れり尽くせり。

1 辞典、事典
→最初にひくべき。分野の基礎、概要を知る。

2 書誌
→どんな本かが記されたリスト。
 本探しの役に立つツール。

3 教科書
→入門書、辞典、書誌をかねた最強ツール!
 教科書に載ることは、常識になったということ

4 書籍
→より、くわしく知る!
 時代を超えても書かれたものは不変の価値

5 雑誌(論文)
→さらにディープに!書籍よりも先に
 最新の情報を知れる!
 

自分の位置を記録する!

重ね重ね、言いますが、
道に迷うのは自分がどこにいるのか
知らない状態です。

それをなくすには、
シンプルに行動の記録をつければ良い。

とにかく、表やログを作りまくれ!
と、書いておりました。

以下、記録法の数々です。

・リサーチログ
→知っていること(既知)、知りたいこと(欲知)
 どう調べるのか(調査)から、
 
 知ったこと(得知)、
 調べたけど分からなかったこと(未知)など
 調査状況を細かく記録

・目次マトリクス(表)
→本を読む前に・・・目次から「見出し」を拾う。
 買わなくても目次だけならネットで調べられる。
 複数調べて書き出していくと、
 同じテーマ、内容を見つけれられる。
 「それ」が重要なもの!

・引用マトリクス(表)
→文献の引用元を表にまとめることで、
 どの文献が一番引用されているか調べる
 引用書物の時代の移り変わりや、
 時代をこえても使われる書物が分かる

・要素マトリクス(表)
→著者、本の題名、発行年、文献の目的など
 表で一覧化する。
 すると、共通の項目を探しやすくなる。
 共通のものが「重要」な情報

ほかにも記録法が、たくさんありましたが、
要は、自分の能力は過信しない。
これに尽きます。

なにかに迷ったら、
ぜひ、記録をつけてみることを
おススメ致します。

自分の位置を知ることは、
どんなことをするのにも重要で、
それができると、
情報のウソを見破れるようになります。

独学大全は、
ここから読み始めても
良いのかもしれません。

では、また続きを読書してきます。

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