「言葉は感情的で、残酷で、ときに無力だ。
それでも私たちは信じている、言葉のチカラを」
かつて、朝日新聞の広告に使われたコピー。
初めて見た時は、
全身のうぶ毛が総立ちするほど
衝撃だった。
こんな文章を作れるようになりたいな。
でも、勉強するのは面倒くさい。。。
そんな贅沢な悩みを持つ人に読んでほしいのが
コチラの本。
著者である藤吉さん、小川さんの2人が、
名著100冊を読みつくし、
文章のプロに共通するノウハウをまとめた1冊だ。
書く技術を示した本は
数えきれないほど出版されており、
(少なくとも100冊以上はあるらしい)
どれを読んだら良いのか、
調べる段階で面倒くさくなってしまうもの。
特に私は、
カップ麺のお湯を
フライパンで沸かしてしまうほどの
グータラ野郎。
なので、
この1冊あれば事足りるのは、
大変ありがたい。
特に、こういった技術指南書には、
さけられない問題がある。
同じテーマの本を複数読むと、
「あの本」と「この本」で
言ってること違うぞ。
さあ、どう解釈しよう。
という、読者の悩みだ。
ここで、たいがい面倒くさくなってしまう。
それに比べて、
共通部分を統計でまとめた内容は
極めてシンプルで分かりやすい。
し・か・も!
重要度の高い順番でランキングになっている。
全部で項目は40ありますが、
TOP7を覚えれば、ひとまず何とかなる。
7項目を読むのにかかる時間はわずか30分。
忙しい現代人にとって
時短料理本が重宝されるように、
時短で文章作りが学べるのは、
良いんじゃないでしょうか。
ただ、こういう本を読むと
自分が国語力の弱い日本人であることを
痛感してしまって・・・。
がんばらなきゃなぁ。と。
考えるのでした。
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