【今さら感想】THE BOYS 5、6話

いろんな人の距離が近づいていく話でしたね。

それは、
男と女であったり、
親子だったり、
宿敵だったり。

では、ほどほどに。

第5話

開始早々、ポップクロウを手にかける
Aトレイン・・・。

恋人として大事としておきながら、
この行動。

言動と行動があってなさすぎて、
コンパウンドVのせいなのか、
はたまたホームランダーがそれほど脅威なのか。

というのも、麻薬・コンパウンドVの
密輸ルートがバレるのは、
ヒーローサイドとしては、とてもまずいわけです。

リーダーである、
絶対強者・ホームランダーを筆頭に
ヒューイたちボーイズのメンバーを探しています。

秘密をもらしてしまったポップクロウは
あえなく、歴史の闇へ。

この辺り、
「コンパウンドVになぜ固執するのか。」
「ただのもみ消しにしてはやりすぎでは?」

と、思っていたのですが。

とんでもない!

これがヒーロー社会の根底にあるものでした。
それは、何かというと・・・
おっと、この先はネタバレ。

さて、場面変わって
ボーイズのメンツはビリーブエキスポというフェスへ。
キリスト教信仰者の集まりらしい。
実際にあるフェスなのかな?

目的は、エゼキエルというおじさん。
コンパウンドVの密輸ルートを知る人物。

このフェスには、
ホームランダーとスターライトが
ゲストとしてやってきます。

ボーイズとヒーローが最接近。

「この視聴者だけが知っている」肉薄ね。
いや~大好物です。

ちなみに、エキスポでは、
スターライトが、
自身が受けたセクハラについて暴露します。

ここまで、
溜まりにたまった鬱憤が晴れて
最高にスカッとしました。

ヒューイも、スターライトが
現ヒーローに不満がある。と確信し、
同じ意志を感じて距離が近づきます。

抱き合うシーンとかはね。
もう、友達で押し通すの無理だろ。

ただ、ヒーロー復讐を掲げてますから、
「ヒューイ、その道はイバラだぞ!」
思わずにいられない。

5話はこんなところ。
展開が同時多発に起きていて、
複雑化してます。

他にも
・フレンチ & キヨコの元孤児たちの
 逃亡劇

・ブッチャーの奥さん
 どうやら、消息不明。

・ホームランダーとマデリン
 初めは、ホームランダーの恋心な矢印が
 あるのかと思っていたのですが、
 どうやら、全然違いそう。
 親と子のような。繋がり。

全てを拾いきれないので抜粋紹介です。
5話で印象に残っているのは圧倒的力の存在。

ホームランダーという絶対が
あるがゆえに、彼に大衆が傾倒していくさまは
おそろしい。

そして、それだけのチカラを持ちながら、
なぜマデリンに付き従っているのか?

それが垣間見えた話でした。

6話

これは、過去に捉われた人々の話。

・ヒーローの過去

・キヨコの過去

・ブッチャーの過去

描きかたが面白くて。
それぞれ、違うアプローチで
過去を描いています。

まず、ヒーローたちの過去。

彼らは、今回、宣伝番組を作る。
ということで、
番組取材に応じています。

そのインタビューの中で、
徐々に、彼らの後ろ暗い「何か」を
感じ取れるようになっています。

劇中劇で語られるパターンですね。

そして、
ブッチャー。

彼がCIAの知り合いに尋ねるところで、
人間関係を知り、

事故被害者の会で激情に触れ。
 
ブッチャーがヒーロー、
特にホームランダーにこだわる理由が明かされます。

現在から、過去を垣間見るパターン

最後にキヨコ。

口をきくことができないキヨコのために、
心を読む能力者を連れてきて、
直接、考えを読み取ろうとします。

これで、キヨコは何者なのか探ろうというわけです。

こちらは、回想という。
直接的に過去を描くパターンでした。

さて、各々が各々の事情で複雑に絡み合ってることが
分かってきたボーイズ。

特にブッチャーがいやらしい。

ヒューイとスターライトが
一緒に飲んでいる場に現れて、

「お前がヒーロー殺しと知ったらどうなるかな?」

と釘をさしにきます。

ヒーローと親密になりすぎるな!と。

そうとう根が深い。

おわり

そういえば、これシーズン1は8話で
終わるんですよね。

どういう結末になるんだろう。

あと2話でまとまるのか?

物語以外で、上手いなぁ。と
思うのは、セリフに頼りすぎない作りかた。

表情や仕草。
あとはカメラワークで気づかせてるところが素晴らしい。

こういう作り方できるようになりたいな。

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