「この壺を買えば幸せになれます」
ということは、
「壺を買わないと不幸」ということになる。
・壺を買って幸せになるか
・壺を買わずに不幸のままか
ちょっと待って!
選択肢は本当に2つだけ?
この本を読めば、
隠された真実に気付けるはず。
ちなみに先ほどの話は、
・壺を買って幸せになる
・壺を買わずに不幸のまま
のほかに、
・壺を買っても不幸のまま
・壺を買わずに幸せになる
こちらの選択肢も隠れていました。
こうやって本来の選択肢を見失う時、
そこに認知バイアスが関わっています。
「認知バイアス」とは偏見や先入観、固執断定や
出典:「情報を正しく選択するための認知バイアス事典」P3より引用
歪んだデータ、一方的な思い込みや誤解などを
幅広く指す言葉
仕事で「全然アイデアが思い浮かばない!」
打開策として読み始めました。
この本をひも解いていくと、
私たちがいかに「思い込み」に捉われているか。
既成概念にハマっているかが分かります。
「バイアスがかかっている」と
言われること、言ったことないですか?
読み終えて感じたのは、
人の行動に
バイアスのかかっていないものなんてない。
例えば、ついつい行列に並ぶとき!
お店とかエスカレーターとか。
禁止されているボタンを押したくなったり。
占いで「当たってる!」と思うとき。
レストランで人と同じメニューを選ぶとき。
デジャブを感じる場所にきたとき。
これら全て、認知バイアスです。
この本の帯には、こう書いています。
賢い人・偉い人も
出典:「情報を正しく選択するための認知バイアス事典」帯より引用
「見たいもの」だけ見るとバカになる。
帯より引用
認知バイアスというものは、
本当にこまかーく、ひとつひとつの行動にあり。
私たちの「おはよう」から「おやすみ」まで
全ての行動に名前がついているといっても過言ではない。
・・・いや、過言か。
最後にひとつ。
「認知バイアス」というものは、
悪く言われることもありますが、
生活していくうえで、なくてはならないものなのです。
自転車の運転や、テニスのリターンを決める時、
なーんでもいいです。
仕事の営業でも、部屋の掃除でもかまいません。
瞬時に考えなきゃいけないことが
たくさんあります。
しかし、そんなに脳みそを使っていたら
疲れてしまします。
そこで、ショートカットして深く考えずに
物事を決める手段として「認知バイアス」はあります。
ただ、「認知バイアス」に頼りすぎて
考えることを忘れてしまったら、
何が待っているのでしょうか。
思い込みに捉われすぎない
生きる術を見つけてみましょう。
それっぽくしめたけど、
まだ仕事のアイデアが出てこないのであった。
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