やっと読みました!
ふぅ。三体シリーズは読みごたえありすぎて
気力を持っていかれますね。
というわけで、コチラの本の紹介です。
三部作の第二弾。・・・の上巻。
そうです。
もう上下巻に分かれました。
・・・作者の熱量が半端ない。
今回から、vs三体世界に向けて本格的に
対策を講じていきます。
そして主人公が変わり、
なぜか、救世主に選ばれてしまった男、
ルオ・ジーの話でもあります。
前作において智子(ソフォン)により、
三体世界の監視下に置かれてしまった地球人類。
普段の会話や筆談、ネットなど、
ありとあらゆる情報が筒抜けになることで、
決戦準備をうかつに進めることができないでいました。
誰かと話しただけで敵にバレるって、
なかなかヤバい。
そこで、人類は奇策に打って出ます。
代表者を選抜し対策を練ってもらう。
ただし、その対策の内容は誰にも漏らしてはいけない。
つまり対抗策を個人の頭の中だけに留めることで、
三体世界にバレないようにする。
・・・なんだそりゃ。
と一見思う設定ですが、
これが良い感じに足かせとなって、
物語を引き立ててくれます。
誰にも相談できず、
良いか悪いかの判断を自分自身で下すしかない。
しかも、その決断に人類の未来がかかっている。
この重責たっぷりな任務を担うのは
国連に選ばれた4人の代表者たち。
その1人がルオ・ジー。
選ばれた4人は面壁者(ウォールフェイサー)と呼ばれ、
彼らの命令には服従しなければならない。
というよりも、周囲の人間は愚策か良策か
作戦の中身を知ることができないので、
従わざるを得ない。といった感じ。
・・・誰かに話した時点で三体世界にバレますから。
この待遇を良いことに、
ルオ・ジーは別荘をもらったり、
高級ワインを買ったり、
キレイなフィアンセを見つけたり、
とにかく好き放題しまくります。
しかし、物語が進むにつれて、
自分が選ばれた理由に気づき始めて・・・
といった展開です。
どんでん返しも多く、
本当に前作はプロローグだったんだな。
とあらためて感じるほど、
面白くなってます。
しかも、これ上巻なんですよね。
下巻で、どうなってしまうのか。
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