【動画編集の参考本】「独学大全」学び方の極意

書籍

さて、今まで書いてきた
独学大全も今回でおしまい。

やっと読み切りました。

長かった・・・。

というわけで、
今回は第三章
「どのように学ぶのか」についての項目です。

独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 [ 読書猿 ]


ちなみに「独学」を
あえて定義するならば、
「書物をどう読むか」
「どう読めば自分のものになるか」

であると、思います。
      
この章では、そこに触れていました。
     
     
さまざまな独学法が紹介されていましたが、
大事なことが見えて気がします。
それは次の5つ。

1_繰り返す(習慣化)

2_分割する(積み上げる)

3_時間を決めて行う

4_予習、復習をする

5_書いて考える

何度も何度も出てきた要素なので、
これが独学のコツでしょう。

では、以下本書で紹介されていた
独学法たちです。

速く読む技術

速く読めると何が得なの?
それだけ、
たくさんの本に費やす時間が取れる!

短い時間でも勉強に使える!
そんなテクニックたち。
   
   
   
〇転読
【やり方】
ページに目を落としたまま、
できるだけ速くページをめくる!
パラパラマンガのように。
      
   
   
〇掬読
必要な部分だけを読む技術。
書物は順番に読まなくて良い!

【やり方】
書物の序論を読む・・・「目的」を知る
最後の段落を読む・・・「結論」を知る
   
【コツ】
繰り返している言葉を探す。
目出させている言葉を探す。
  
そこが、書物の重要ポイント。
        
    
    
〇問読
疑問を持ちながら読む

【やり方】
目次の中で気になる見出しを見つける
「〇〇って何?」と問いを作る。

例えば「平方完成」って何?

その答えを探しながら読む。
分かったら、「なぜ平方完成」を
使うのか?

さらに問いをなげる。

それらをまとめると、
要約が作れて理解が深まる。

【コツ】
この3つを問いにすると楽。
・何のテーマについて書かれたものか?
・テーマについてどういう主張をしているか?
・主張の根拠としてどんなアプローチをしている?
    
    
     
〇限読
15~30分と時間を決めて本を読む。

【やり方】
読み残しがあっても時間が来たら
読むのを止める。

【効果】
集中力が増す。
読書のオン・オフが切り替えられる
要点の探し方が上達
毎日のスケジュールに入れやすい。

平読の技術

何かというと
主観せずに冷静に読むこと。

ありのままを読むテクニックたちです。
    
   
   
〇黙読

【やり方】
声を出さずに文章を読む。
    
ん?普段やっているだって?
    
実は、少し前までは
読み聞かせることが「読書」と
されていた時代があったのだ。
「1人で楽しむ」ことができる現代を
喜ぼう。
    
    
    
〇音読

【やり方】
声に出して読む。

声に出すことで体が覚え、
コミュニケーションで使える
リソースが増える!
    
    
    
〇指読

【やり方】
指やペンで文章をなぞりながら読む

平安時代から行われてきた伝統テク。

精度を上げる読み方

理解の精度をあげる読み方。

精度が上がるということは
自分の身になることなのだ。
    
    
    
〇刻読

【やり方】
全体をあらかじめざっと読む。
気になるポイントにマーカーを引きながら。

次に、マーカーを意識しながら再び読む。
つまり、予習をするということ。   
    
    
    
〇段落要約

【やり方】
文の段落ごとに要約を書く。
要約は長くても1文で。

少しづつ、理解を積み上げていく方法。
    
    
    
〇筆写

【やり方】
テキストを一定量を読み、
頭に入れてから書き出す。

些細なことに目を向けることが
できるように!
    
    
    
〇注釈

【やり方】
読んだものに自分なりの注釈をつけていく。
はじめは、本の末尾にある注釈書を
書き写したりしていくと
書き方のコツが分かる。
    
    
   
〇ノートをとる

【やり方】
読みながら、考えたことを
ノートに書きだしていく。

または、

見出しタイトルを要約し、
思いついたことを書きこむ。
    
略しすぎかな。

詳しくは独学大全の
「鈴木式6分割ノート」
「レーニンノート」を読むべし。

とにかく、
思いついたことをノートに吐き出すこと。
それが、読む精度を上げるコツ。
     
      

覚えるには?

古今東西、「覚える」に
大事なことは決まっていて、
それは、予習し復習すること。
    
   
「PQRST法」と呼ばれる
有名な記憶術では、こう紹介されています。

Preview(予習)し

Question(質問)し

Read(精読)し

Self-Recitation(自己暗唱)し

Test(テスト)する
     
     
     
予習することが大事なんですね。

記憶法はネットで検索すれば、
いろんなやり方があり、
ひとつやふたつ自分に合わないからといって
嘆く必要はありません。

合う方法は絶対あるはず。

記憶法を試す前に、
まずは、覚えたいことを書きだし
覚えないデメリット、
覚えるメリットを確認すること。

モチベーションの確認を
してみるのはいかがでしょう。

そして、時間を決めて学習する。

人間の集中力は限界がありますからね。。。

たとえば、本書だと
35分間で学ぶ方法が紹介されています。

20分で新しいことを学び

4分で小休止

2分で昨日の復習をし

2分で1週間前の復習

2分で1カ月前の復習

5分で今日の復習

「分からない」を確認する

どういうことかというと、
分からないには3種類あって、

・不明型・・・まったく分からん!

・不定型・・・一部しか分からん!

・不能型・・・とりあえず理解できるけど
       曖昧である。

これを把握すると、学習ルートが決めやすいです。
   
    
   
さらに、考えていることを口に出しながら
勉強すると理解が深まるのだとか。
      
      
      

おわりに

あらためて、大事なのはこの5つ。

1_繰り返す(習慣化)

2_分割する(積み上げる)

3_時間を決めて行う

4_予習、復習をする

5_書いて考える

  
ちなみに、この独学大全
全4章となっていますが、
最後の章では、この本の使い方が
載っています。

親・切・設・計

このブログでは省略しますが。

何を始めるにも、
学ばなければならないことが
多々あります。

誰かの答えをコピーする方法は
いくらでもありますが、
自分で積み上げる方法は
少ないモノです。

答えを教えるのでなく、
答えを探す方法を教えてくれる
「独学大全」

手にとってみることを
強くおススメ致します。

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