【編集の参考本】「仕事と人生に効く教養としての映画」感想

書籍

映画を見ることが
仕事と人生を豊かにする!

言ったら信じますか?

実際、
そんな力があるかどうかは
分かりませんが、
そう思わせてくれるパワーが
どうやらあるみたいですよ。

というわけで、
今回、コチラの本の感想です。

仕事と人生に効く教養としての映画 [ 伊藤 弘了 ]

映画製作の技術、歴史などを読み解き、
批評的思考力や
ビジネスの構造を理解する力・・・、
つまり、自分で考える力を身につけよう!

という本です。

たくさんの映画を
取り上げておりますが、
中でも小津安二郎さんの解説が熱い。

作者の伊藤さんが、
名監督・小津安二郎さんの
研究をしていることもあって、
小津監督への熱量がハンパない。

それはさておき。

映画の良い所と言えば、
わずか2時間弱で、
他人の人生を覗き見できる
ところ。

しかも、
車に跳ねられたり、
テロリストに撃たれたり、
井戸から出てきた女性に襲われることもなく、
人生の教訓を得られるのだから、
儲けもんです。

いろいろな人生に触れるということは、
自分の価値観を広げられるということ。

価値観が広がれば、
どんなことも楽しめるようになってきます。

そして、映画というのは、
娯楽であると同時に
芸術でもあります。

「名作映画は、人類にとって最高の総合芸術」
映画評論家だった、故・淀川長治さんの言葉。

最近、ビジネスマンの間では、
芸術を読み解く「アート思考」が
注目
されているそうです。

正解のない現代で
自分で「答え」を見つける力が
求められているそう。
その力を養うのが「芸術鑑賞」
という考えが広まっているとか。

映画を見ると
カット1つ、編集の1つ、演技などなど、
あらゆるところに
制作者の思考、歴史、経験が詰まっていて、
読み解くことができれば、
自分の感性を高めてくれそうです。

でも、それって難しい!!

そんな映画素人に向けて
映画の切り取り方のお手本が載っているのが
「仕事と人生に効く 教養としての映画」
であると思います。

それに、映画好きって言ってる人、
だいたい、賢そうに見えるしね!

せっかく見るんだから、
ポップコーンをコーラで流し込む作業をする
ばかりでは、もったいない。

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