【動画編集の参考本】「嫌われる勇気」考え方を変える!

書籍

過去の経験によって人生が決まるのでなく
過去の経験にどんな意味を持たせるかによって
人生が決まる。

ふ、深い!
…とりあえず言ってみました。

まあ、なんやかんや「深い」と言っておけば大丈夫だろう。
そんな軽い気持ちで手に取ったのがコチラの2冊。

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]
幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え2 [ 岸見一郎 ]

どこの本屋でも必ず見かけるほどの
大ベストセラー。

ベストセラーという単語もタイトルの一部なんじゃないか。
と錯覚するくらい、長く愛されている本です。

内容は
20世紀初頭、アルフレッド・アドラーさんが創設した
「アドラー心理学」を分かりやすくまとめたものです。

ちなみに冒頭の考え方を「目的論」といいます。
一体どういう思想なのでしょうか?
私なりに読み解いていきましょう。

主観的な世界

大前提に「私たちは、客観的に世界を見ることはできない」
と頭に入れておく必要があります。

例えば…、
私はいわゆる「怪獣映画」が好きなのですが、
SNSで、その作品を「褒めている」意見を探してしまいます。

「おとしめている」意見は探さないわけです。

このように、自分の知りたい情報を取捨選択して
日々を生きている私たちにとって
世界は自分のフィルターを通した主観的なものでしかないのです。

だからこそ世界を変えたかったら自分を変えるしかない、
自分のフィルターを変えるしかない…そう思いません?。

というわけで変わるための特効薬が「目的論」です。

目的論とは?

こういう考え方です。
「大声で部下を怒鳴る」とは怒ったから大声を出したのではなく
「大声を出したかったから怒った」ということ。

つまり、「大声を出す」目的のために
あとから「怒り」という理由を持たせたわけです。

そんなバカな!でしょ?

でも、こう置き換えてください。
私たちは辛い過去を美化しがちですが、
辛かった当時はそんなキレイごとを微塵も思わなかったはず。

これも振り返ることで意味を持たせた例。

言いたいのは
過去があるから今があるのではなく、
今があるから過去がある。のだと。

過去に支配されて生きていませんか?って話です。

コンプレックスは存在しない

中々人が変われないのは、
「変わらない」決心をしているから。

新しい生活・環境は自分にどんなことが起こるのか全く分かりません。
不安で不安でたまらないはず。
だから変わらないほうが楽で安心です。

「変えたくない」目的のために
あれこれ理由を後付けしてしまうでしょう。

コンプレックスもそうです。
そこに、自分の特徴にどんな価値を持たせるか。

例えば「身長が低い」こと自体には何の意味もありません。
「身長が低いから〇〇」と
自分のフィルターで劣っていると意味をつけるのです。

こういう劣等感によるコンプレックスを
アドラー心理学は否定しております。

横の社会で生きる

人間は優劣をつけたがり
「縦」の関係をそこかしこで求めてきます。
そこには承認欲求が関係してきます。

他人に認められてこそ自分に価値があるのだと。

これは賞罰教育による影響だとアドラーさんは言います。
「ほめてもらえるから適切な行動をとる」
「不適切な行動をとれば叱られる」

これは
「ほめる人がいなければ適切な行動をとらない」
「叱る人がいなければ不適切な行動もとる」

ことに繋がっていきます。
つまり他者の人生を歩むことにもなっていきます。

アドラーさん曰く、
ほめる・叱るは人を支配する目的のための道具。

大事なのは「横」の繋がり。
誰にも「尊敬」の念を持つこと。

とは言っても、仕事の内容で序列をつけたがること。
…あると思います!

例えば「分業」

仕事に限らず、普段の生活でも
分業はあります。

完全に自給自足で生活する人は少ないでしょう。
自給自足にしたって道具までも自作する人はいないでしょう。

常にどこかに人の手が入っているものです。

分けるということは、一人では生きられないから。
誰かがやらなければならないことを、
分けて作業しているにすぎないのです。

なので、仕事の内容で優劣などは生まれません。
全て、同じ価値ある仕事です。

おわりに

「嫌われる勇気」と聞いて
最初に感じたのは「嫌われてもいいから自分らしく」的な
哲学書かな。と。

でも、実際読んでみると、そうではなく
「嫌われるくらいがちょうどいい」という考えに
行きつきます。
決してわがままに生きろ!ということではありません。
人は「他者貢献」することで幸せになれるもの。
と、アドラーさんは申しております。

…紹介しておりませんが。
こういうのは、自分で発見したほうが良い!!

自分が自身にどういう意味付けをしているか、
知りたい方は一読してみるといいかもしれません。

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