“もう18年前かぁ”マトリックス レボリューションズ 感想

映画

絶賛公開中の「リザレクションズ」を
見る前に、過去作の復習。
 
今回はレボリューションズの感想です。
公開当時、あんまり評価の高くなかった1本。

マトリックス レボリューションズ [ キアヌ・リーヴス ]

データ

公開:2003年
製作国:アメリカ

あらすじ

人類はAIの侵攻で滅亡の危機に瀕していた。

人間が住む最後の町、ザイオンへ、
マシンの大群が侵攻してきたのだ。
 
数では勝ち目がないなか、
勝利を信じて戦うモーフィアスたち。
 
そんな中、ネオは人類を救うため、
敵の本拠地、マシン・シティへ乗り込む―。

マトリックスの醍醐味と言えば、
たたみかけるようなアクション。
 
1の頃から比べて、各段にスケールアップし、
ド派手な戦闘が繰り広げられます。
 
大きく変わったのは、戦いの舞台が
バーチャルから現実へと移ったこと。
 
というわけで、
マトリックス独特の
重力を感じさせないアクションは控えめで、
スピード感あふれる戦いが増えました。
 
マシンとのチェイスシーンや、
襲い掛かる敵軍へのガトリング乱射など、
見どころは多い。
 
 
いっぽうで、ストーリーはすごくシンプル。
 
全ての人類を救うために、
敵本拠地へゲリラ戦を仕掛けるヒーロー。
 
という分かりやすい構図だ。

ストーリーを複雑にしすぎると、
アクションに集中しにくいですからね。
 
 
ただ、ストーリーの構図はシンプルでも、
設定には捻りが加えられている。
 
そのひとつが
主人公ネオのライバル、エージェント・スミスの存在。
 
AI(マトリックス)の作ったプログラムだったが、
前作から支配を逃れて好き勝手に動くようになり、
一種のバグになっている。
 
終盤、ネオとマトリックスとスミスで
三すくみの関係になる展開は面白い。
 
ネオとスミスはマトリックスの力を借りて戦い、
マトリックスはネオの力を借りてスミスを、
スミスの力を借りて人類を倒そうとする。
 
この辺りは複雑ですね。
 
 
 
ここからレボリューションズで
イマイチだと感じたこと2つ。
 
 
1つは、現実世界が強く表に出たこと。
これまでは、仮想現実マトリックスの世界での
話でしたから、
 
「この世界はどこまで広がっているんだろう?」
 
みたいな広大な期待感がありました。

いわゆる妄想世界の話なので・・・、
誰でも妄想ってしますよね。
自分の思い通りになる世界。

で、マトリックスを見た後は、
頭の中で考えちゃうわけですよ。
こんなことができたらなぁって。
 
 
それが現実世界が前面に出たことで、
一気に世界が閉じた感じがしたというか。

映画の結末も
「結局は釈迦の手のひらの上だったのか」
的なエンディングですしね。
 
 
 
2つめは、
クライマックスの戦闘が見づらい

最後はもちろん、ネオとスミスの因縁の対決。
一番の盛り上がりの部分です。

BGMも壮大でこの世の終わりを予感させ、カッコいい。

けれど、
夜、かつ雨の中の戦闘という、
めちゃくちゃ見づらい戦いになってます。
何が起こってるのか分かりづらいんですよ。
 
今、どっちが殴られて、どっちが殴って・・・?
としてるうちに戦いは終わります。

これは、もったいないなぁ。と。
 
 

以上、レボリューションズの感想。
ちょっとショックだったのは、
昔は、マトリックスのCGすごい!って
思ってましたけど、
今見ると、モロCGって感じがして萎えますね。
 
CGのデメリットって、劣化を感じやすい部分に
あるのかも。
 
 
なにはともあれ、
これで心置きなくレザレクションズを
見に行けるぞ。

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