我らスパイダーマンズ! 映画感想“アクロス・ザ・スパイダーバース”

感想ヒトコトで表すなら、
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』と記しておこう。
そんなアニメ映画の話、

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』ファイナル予告 6月16日(金)全国の映画館で公開

データ

公開:2023年6月(日本公開)
製作国:アメリカ
監督:ホアキン・ドス・サントス、ケンプ・パワーズ、ジャスティン・K・トンプソン

あらすじ

ピーター・パーカー亡きあと、スパイダーマンを継承した高校生マイルス。
共に戦ったグウェンと再会した彼は、
様々なバースから選び抜かれたスパイダーマンたちが集う、
マルチバースの中心へと辿り着く。
 
そこでマイルスが目にした未来。それは、愛する人と世界を同時には救えないという、
かつてのスパイダーマンたちが受け入れてきた<哀しき定め>だった。
それでも両方を守り抜くと固く誓ったマイルスだが、
その大きな決断が、やがてマルチバース全体を揺るがす最大の危機を引き起こす…

出典:映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』オフィシャルサイトより引用

こんなに多様性に富んだスパイダーマンズが
見られるのはこの作品だけ!
 
前作以上に、
「え、アンタもスパイダーマン?」なやつらが出てくる。
コミック調だったり、レゴだったり、実写だったり、
世界観の違いを絵柄で見せられるのは、アニメの強みかも。
絵柄の違うやつらが、一画面にそろうのは異種混合で、カオスで楽しい。
 
千差万別な反面、
馴染みの「スパイダーマン」も見たかったかな。
今作のオリジナルキャラクターでなく、
これまで、描かれてきた「スパイダーマン」
つまり、「アイツもコイツも出るんだ」という楽しみ方もしたかったなと。
どちらかというと、
「あんな奴もこんな奴もスパイダーマン」という見せ方なので。
そういう意味では、前回、関係が出来上がった5人のうち、
3人は、ほぼ出ないという寂しさはある。
 
で、個人的にこれは重要で。
マルチバース作品に関しては、
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を凌駕する楽しい作品は、
しばらく出てこないと思うため、
そうなってくると、『スパイダーマン』らしいかどうかが、
けっこう大事なわけです。
 
なんで、説明なくともわかる、
知名度のある『スパイダーマン』もいて欲しかったかな。
 
らしいと言えば、スパイダーマン特有のダラダラ会話がパワーアップして、
ちょっと間延び感はある。
たぶん、これのおかげで140分の長尺になってる要因の1つかも。
 
 
今作では、スパイダーマン映画として・・・、
いや、MARVEL映画として、
今まで踏み込んでなかった敵が登場する。
この展開が、超面白い。
 
で、ふと思ったけど、
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』のフォロー作品なんじゃないか?
 
あの映画は、
主人公マーティが未来へ行って、てんやわんやして、
現代へ戻ってきて。父が死ぬのを食い止めようと奮闘して、
次回への引きがある終わり方をする。
・・・余談だけど、あの最後に悶々とした記憶がある。
 
 
似てると言えば、似てる要素がある。 
『アクロス』も
がっつり、次作『ビヨンド・ザ・スパイダーバース』への
引きがあって終わるし。
 
 
個人的に、『アクロス』は『ビヨンド』とセットで評価できるタイプの映画かも。
けっこう、派手な画面とは裏腹に、
嵐の前の静けさみたいな、準備期間な話でした。
 
まあ、1つ微妙なところを言うと
1つの話をしつこいくらい引っ張るので、途中でお腹いっぱいになる。
実は尺稼ぎのためだったら、どうしよう。
 
 

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