“映画感想”『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』

前作から、格段に進化した映像“美”に
酔いしれる映画の話。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

データ

公開:2022年(日本公開)
製作国:アメリカ
監督:ジェームズ・キャメロン

あらすじ

神秘の星パンドラの一員となった元海兵隊員のジェイクは、
ナヴィの女性ネイティリと家族を築き、子供たちと平和に暮らしていた。
再び人類がパンドラに現れるまでは…。
 
神聖な森を追われた一家は、“海の部族”の元へ身を寄せる。
だが、この美しい海辺の楽園にも、侵略の手は迫っていた…

出典:アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 20世紀スタジオ公式より引用

水の表現が、不思議なんですよ。
実写で撮ったら、どんなに透明度高い場所でも
水はにごるので。
超クリアな水の描写はCGの成せるわざなのか。
でも、すんごい透明なのに、
水の中って分かるのはナゼなんだ。。。
 
そして、随所に見られる、有名映画のオマージュ。
「おっ、これ〇〇のやつじゃん!」と思って笑って、
あとで調べたら、元ネタもキャメロンの映画でした。
セルフオマージュかよ。
この監督有名作品しか作ってねぇ。
 
 
あと、とにかく1画面ごとの情報量がすごい。
ワイドな画でも、
画面の隅っこのほうで動いてるナヴィ族がいて。
惑星パンドラの生物も、細やかな動きをするんですよね。
 
「ウォーリーを探せ」じゃないけど、
端から端まで、見てるだけで楽しい。
なので、体感2時間ほどの上映時間でした。
 
 
ただ、良くも悪くも、
お話の流れが前作とほぼ一緒なんだよね。
異国の地にやってきた開拓者集団。
そのうちの一人が、現地人にほれ込み、
違法な開拓を行う集団と戦う。
 
相手と場所が変わったけれど、
流れは、これと同じだ。
昔ながらのフロンティアスピリッツに溢れた作品。

ひとつだけ、変化があるのは、
“家族”の描写を盛り込んでいること。
敵味方ともに、これまでの無鉄砲さでは
いられなくなった。
その葛藤が足されている。
 
 
複雑な話ではないので、分かりやすい反面、
ちょっと物足りなくもない。
 
 
最後に、これは個人的なことなんですが、
3Dメガネかけて3時間見てると、
画面酔いしちゃいましてね。
苦手な人は酔い止めを飲んでおくことをおススメします。
 
 

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