メル・ギブソンが、ただただ愛くるしい。
そんな映画の話。
ミッドナイト・マーダー・ライブ
データ
公開:2023年(日本公開)
製作国:アメリカ
監督:ロムアルド・ブーランジェ
あらすじ
ベテランDJ、エルヴィスの深夜ラジオ番組に、
ゲイリーという男から電話がかかってくる。
男は、エルヴィスのせいで恋人が自殺し、復讐のため彼の妻子を監禁したと宣言。
そしてラジオ局には、多数の爆弾仕掛けられていると判明する。
脱出不能の牢獄と化したラジオ局。
エルヴィスはゲイリーの会話で、救出の糸口を見つけようとするが、
事件は過激にエスカレートしていく。
いかつい男のイメージだったメル・ギブソンも
いつの間にやらお爺ちゃんって年。
だから、必死で階段を上り下りしてる様にキュンとくる。
1番のツボは、監視カメラに気づくのを目だけで表現してるとこ。
あんなにハッキリ「気づいた!」となるのは、
メル・ギブソンの演技だけじゃないかな。
見てて、「あ、気づいた!」って声だしちゃったからね。
とにかく、メルの表情変化のひとつひとうが面白い。
たぶんポーカーとか弱いんじゃないかな。イメージだけで書いてるけど。
でも、さすがにお父さんって設定は、
無理があったと思うよ。うん。
この映画の特徴は、セリフの多さかと。
ラジオ局が舞台で、事件を実況してるという設定もあって、
ラジオドラマを聞いている感覚。
姿なき犯人の「声」だけを頼りに、人質奪還を試みるわけです。
だから、画面には映されない情報がたくさん出てくるので、
言葉から推理して犯人の居所を探っていく面白さ。
見てる側も想像力を働かせる感じはある。
そういう意味では、舞台劇に近いともいえる。
ただ!1点。
オチが、やっぱり低予算だとそうなっちゃうか~。と思ってしまったけれど。
途中で大体の結末が予想できちゃう・・・ヒントもいっぱいあるし。
ので!
そうであってほしくないなぁ。と祈ってたんですが。
とはいえ、ポップコーン食べながら見るにはちょうど良い。
塩梅の映画だと思います。
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