バスケマンガの金字塔、再アニメ化!
そんな映画の話。
THE FIRST SLAM DUNK
データ
公開:2022年(日本公開)
製作国:日本
監督:井上雄彦
概要
原作は、週刊少年ジャンプにて 1990年から96年まで連載された、井上雄彦による少年漫画。 高校バスケを通して少年たちの人間的成長を描く。 国内でのシリーズ累計発行部数は1億2000万部以上。 93年~96年にはテレビアニメも放送された。
去る、ワールドカップ、日本戦の
熱気と興奮を再体験できるような映画でした。
なんといってもバスケのプレーが
現実の試合っぽいスピード感がある。
スポーツマンガにありがちな、
心の葛藤を見せるための時間のウソが少ない。
どういうことかというと、
例えば、野球マンガで1球投げるのに、
どんだけ時間かかるんだ。という
よく見る演出が少ない。
厳密にいうと、葛藤はあるんだけど、
常に動いていたりして、
ウソに見えないギリギリのラインで描いている。
だから、見てて手に汗握る白熱したプレーを
感じられて興奮!
結末を知っているはずなのに、
最後、勝つのか負けるのか、
分からなくなるくらい、ドキドキした。
物語については、
公式サイトでも、
「あらすじ」自体が伏せられているので、
あんまり、語れないけれど。
過去の話と、現実の試合という、
2本のストーリーラインをカットバックしていく手法で、
緩急をつけて見せていて、
スピード感を損なわず見られて気持ちいい。
よくある、
「あの時もそうだった・・・」的な
回想のためのフックを入れて、
過去の話を見せていく。という見せ方でなく、
「いっぽう、そのころ○○は・・・」みたいな、
同時並行で物語が進んでいくような見せ方。
映画でいうと「メメント」とかが近いのかな。
一部、カットバックがハマってないなぁ。と
思う部分もあるけれど。。。
あと、音に並々ならぬ拘りがあるので、
整った音響で見ると、よりハイになれます。
ボールの音とか、観客の声援とか、
靴のキュッキュッという音とか。
音楽の緩急もついていてカッコいいです。
これだけ、スピード感を大事にしていると、
バスケのルールが、
SLAM DUNK連載当時と変わっていることに
もしかしたら、違和感を覚える人もいるやも。
分かりやすいところでいくと、
昔は前半・後半のハーフ制でしたが、
今はクォーター制になってますし。
これが影響するのは、
選手のスタミナとかだと思います。
そういえば、SLAM DUNKが連載してたころ、
周りにバスケ部がやたら増えたことを思い出した。
あれから30年近く経つわけだし、
きっとこれが、誰かのFIRST SLAM DUNKになるのだろうな。
そして、バスケ部がやたら増えるのだろうなぁ。
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