映画感想 “トワイライト・ウォリアーズ”

少年マンガの熱さを備えた、
カンフーアクション!

ジャッキー・チェンの映画に心躍らせた私には
めちゃくちゃぶっ刺さった映画。

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦

2025年1月17日(金)公開『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』|本予告

出典:『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』オフィシャルサイト

公開:2025年1月(日本公開)
製作国:香港
監督:ソイ・チェン

九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)
――かつて無数の黒社会が野望を燃やし、覇権を争っていた。
80年代、香港へ密入国した若者、陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、
黒社会の掟に逆らったことで組織に追われ、運命に導かれるように九龍城砦へ逃げ込む。
そこで住民たちに受け入れられ、絆を深めながら仲間と出会い、友情を育んでいく。
やがて、九龍城砦を巻き込んだ争いが激化する中、
陳洛軍たちはそれぞれの信念を胸に、命を懸けた最後の戦いに挑む――。

出典:『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』オフィシャルサイト

一挙手一投足が、瞬きのヒマを与えてくれないほど速い。
にもかかわらず、誰がどこにいるか混乱することはない。
小気味よいテンポで次々と展開するアクションは気持ちいい。

どう贔屓目にみても、
「そうはならんだろ」というシーンもあるにはある。
“気功をマスターしたら刃物も通じない硬い体になるんだ。”って
そんなわけあるかい!
しかし、それが気にならなくなるほどの熱量に感服。

マンガ的ファンタジーっぽい映画だなと思ってたら、
やっぱり原作があるみたいね。
リアルに描くと、興ざめしちゃう部分でもあると思うけど、
「誰になんといわれようとこれがカッコいい」
貫き通しているから、冷めるどころかより熱くなれる。
『少林サッカー』みたいな感じ。

アクション面だけじゃなくて、映画の構成も面白く。
前半と後半で似た要素、似た構図が出てくる。
見るタイミングで受ける印象が変わるという
伏線の張り方は、わりと好きなんです。

個人的に印象深かったポイントは、
2回ある旅客機のカット。
それぞれ、九龍城砦に“来てしまった”と
“去らねばならない”を表しているのかも。

そこに、時代のうねりを感じて、
すごくノスタルジックになりました。

何気に、この映画のマンガ的なノリと
カンフー映画も昔見たな感があって、そこもノスタルジック。

コメント

タイトルとURLをコピーしました