猫に癒され、猫にメロメロなおっさんに癒され・・・、
そんな映画の話。
猫と、とうさん
データ
公開:2023年7月(日本公開)
製作国:アメリカ
監督:マイ・ホン
内容
俳優、消防士、スタントマン、トラック運転手、 ホームレス…。 さまざまな経歴を持つ彼らは、 何よりも共に暮らす猫を愛していた。 2020年、世界中を襲った新型コロナによるパンデミック。 愛猫と共に乗り越えた9人の男たちを追いかけた、ドキュメンタリー。
冒頭の猫ピアノ、いや木琴か?
あのアイデアは、いつ思いついたのか気になる!
音のタイミングと猫を触るタイミングが
バッチリあっていて、気持ちいい。
この映画の方向性を、1分も使わずに説明しきってる。
鑑賞して気づいたんだけど、
どうやら、猫好きは男らしくない!
そんな偏見がアメリカにはあるっぽい。
口を揃えて、猫好きの何がいけないんだ。
というニュアンスのことをコメントしてる。
それを念頭に入れてみると、
ゴリゴリのダディたちによる、
正しく猫かわいがる様はギャップ萌え。
ペットは飼い主に似る。
とは言ったもので、なんとなくだが、
彼らの姿が似てる気がする。
スタントマンのライアンは筋骨隆々でがっしりとした体つき。
彼の愛猫トゥードルズも、見劣りしないくらい大きい。
登山好きのジェフの愛猫ズールーは、
好奇心旺盛で冒険好き。
ホームレスのデヴィットと、ラッキーは、
どちらも、辛い体験を経てきた境遇がそっくり。
似たもの同士だからこそ、
支え合うことができるのか?
人と猫の繋がりを実感する。
もうひとつ。この映画で気づいたのは、
SNSを手放せない生活も垣間見えたこと。
我が子の可愛さを発信することで、
自分を肯定しようとしてる、ようにも見えた。
もしくは、スマホの待ち受け画面を子どもにする、
あの心境なのかもしれない。
みんながみんな、使ってるんだけど、
俳優のネイサン、教師のピーターは、
愛猫をSNSで発信して生活が変わった人たちだ。
まあ、なんやかんや書いてますけど、
ゴールキティの可愛さには、
今すぐ、国民栄誉賞をあげるべき。
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