ふぅ~~!
アニキィー!!
一生ついていきます!
となる映画の話。
RRR
データ
公開:2022年(日本公開)
製作国:インド
監督:S・S・ラージャマウリ
あらすじ
舞台は1920年、英国植民地時代のインド
英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム。
大義のため英国政府の警察となるラーマ。
熱い思いを胸に秘めた男たちが”運命”に導かれて出会い、
唯一無二の親友となる。
しかし、ある事件をきっかけに、
それぞれの”宿命”に切り裂かれる2人は
やがて究極の選択を迫られることに。彼らが選ぶのは、友情か?使命か?
出典:映画『RRR アールアールアール』公式サイトより引用
ラーマ兄貴が身の毛もよだつほどカッコいい映画。
冒頭も冒頭。
まだ、物語が始まってすらいないフリの部分で、
もうラーマ兄貴に惚れた。
1,000人はいるであろう群衆に、
ひとりで戦いを挑むシーン。
三国志の関羽と彷彿とする
異常さとカッコよさが同居したシーンで、
ここで心を掴まれない男はいるのか?
予告編でもあったけど、
炎の中でビームとラーマが
互いの腕を掴むシーンも、しびれましたね。
これ、実は子供を助けるシーンなんだけど、
普通、あんな助け方思いつかないし、やらないよ。
見た人なら分かると思いますが、
お互いに察し良すぎじゃない?
橋の両側から飛んでさ・・・。
だけど良い!そんなことどうでも良い!!
そのあと、水中ハイタッチとか、
普通できねーだろ。ってこともあるけど、
そんなこたぁどうでも良いんですよ。
だってカッコいいんだから。
あまりに濃密すぎで
もう1時間くらい見た気でいたら、
そこで、タイトルがドーンって入るわけ。
まだ序盤も序盤だったの?!
劇場でリアルに「ウソだろ」って
つぶやいたのは、はじめて。
ラーマ兄貴のカッコよさは
それにとどまらず。
パーティ会場でのダンス対決シーン。
「インド人にタンゴやフラメンコの
芸術性が分かるか?」って
イギリス人に言われた時の返し。
「タンゴでもフラメンコでもない
ナートゥはご存じか?」
そっから、ナートゥ・・・
闘争心の塊みたいな荒々しいダンスを
披露していくわけだけど、
ここすっげー楽しい。
インド映画にしては、
歌もダンスもないなぁと思ってたとこで、
急にめちゃくちゃ踊るから。
すごく印象に残った。
そうそう、音楽も良いんだよね。この映画。
自然と足踏みしたくなるような音楽。
途中のイントロダクションで流れる、
ボイスパーカッション的なリズムとか。
見てる側も鼓舞される太鼓多めの戦闘音楽。
特に、ラストバトルで流れる曲、
「RAAMAM, BHEEMAM」が、
神降臨って感じで最高!
で、もう一人の主人公ビームも
男の中の男。
私が今まで見て来た映画のなかで、
はじめて、虎とチェイスした男。
あと、銃の使い方を知らずに
こん棒みたいに振り回して使う男らしさ。
新鮮で驚いた。
あと、S・S・ラージャマウリといえば、
やっぱり格闘シーン。
「バーフ・バリ」よりも、
さらに進化してて。
なんてったって主人公二人いますから。
二人の連携アクションってのがあるわけですよ。
連携アクションの気持ちよさ。
肩車しての戦闘シーンとかさ。
肩に人背負って軽やかに動けるのはすごすぎる。
連携するのは人と人だけでなくて。
物事がシームレスに繋がっていく。
例えば、投げた火種によって
花火が爆発
暴発した花火によって
火のついた松明が飛んでくる。
それをキャッチして殴る。
一連の動きをシームレスに見せている。
動きがワンアクションで終わらずに
次の動きに全てつながっていく。
これが見ていて気持ちいい。
まるでピタゴラスイッチ。
どこまで連鎖続くんだろって見てた。
爽快なアクションエンタメとして
楽しめるいっぽうで、
細かい矛盾はある。
いくら射っても減らない矢とか、
数分で回復する深手とか。
まあ、そんな矛盾が気になるタイプの
映画でもないので大丈夫。
・・・いや、1つだけあった。
途中インターバルの時間があるんだけど、
日本の劇場はトイレ休憩させてくれないから、
そこは覚悟してほしい。
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