自伝映画?“君たちはどう生きるか”感想

あらすじ、キャスト
一切合切、公開されなかった
謎多き映画の話。

君たちはどう生きるか

データ

公開:2023年7月(日本公開)
製作国:日本
監督:宮﨑駿

1937年に吉野源三郎が発表した小説「君たちはどう生きるか」に
子供の頃、感銘を受けた監督。
今作は、そのタイトルを拝借したとのこと。
 
この裏話からも感じ取れるけど、
子ども時代から現代にいたるまでの、
監督の生きざまが、ギュギュっと濃縮された作品。
タイトルは「宮崎駿」でもいいんじゃないかってくらい。
 
もう、濃厚すぎ!
 
セリフ回しとか、物語性とか、そういう細かいことより、
一挙手一投足、全て監督の人生の暗喩なんじゃないか、
そう思っちゃうわけです。

これを冒頭から度肝を抜く、力強いアニメーションで見せてくれる。
誤魔化しのエフェクトとか、そんなの一切なし!
真っ向からぶつかってくるエネルギー。
静止画もないしさ。異常なまでの気概。

その強烈なエネルギーは見て面白い上に、
あてられると、なんかやんなくちゃってホントそういう気持ちになる。
 
 
たぶん、いろんな人がいろんな考察をして楽しむのでしょう。
そして、考察によって宮崎駿監督と、
映画を通しての対話になるんじゃないかと。
 
監督は、こう生きた。
さて、僕らはどう生きる?とね。
 
 
今回クレジットを宮﨑と、漢字を変えてるんですね。
なんでなんでしょう。
それを考えるのも面白いかもしれません。

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