「ビーダマン」を手掛けた人。ってだけで、
衝動的に買ってしまった本の話。
おもちゃ流企画術
著者:大澤孝
アイデアは既存のモノとモノの組み合わせである。
では、世の中にある製品、サービスは
いったい何と何を掛け合わせたものなのか?
それを分解してひもとくコツが詰まった1冊。
おもちゃは、
実は、なくても生きていけるもの。
正直いらないっちゃいらない。
けど、あると人生が豊かになるのも、
また、おもちゃだったりする。
だからこそ、大事なのは
プラスの感情。
ドキドキしたり、ワクワクしたり。
そんな感情だ。
本書ではアイデアをひもとくのに、
1つの式を使っている。
それが、こちら。
〈人〉×〈感情〉×〈カテゴリー〉
これは、それぞれ
「誰に」「どのようなプラスの感情をもたらす」「商品・サービス」か。
ということである。
たまごっちが例に出てたので、
そのまま抜粋すると。
たまごっちは、
「人」・・・小学校女児~女子高生
「感情」・・・まるで生きているみたいで、かわいくて愛情がわく
「カテゴリー」・・・液晶ゲーム
という式にすることができる。
式ができれば、別のものを代入すると、
オリジナルのものにするヒントが生まれる。
「カテゴリー」をぬいぐるみに差し替えるとファービー。
「感情」をかっこいいに。
「人」を男児にかえると
デジタルモンスター(デジモン)になる。といったように。
ただ、感情をひも解くのは、
とても難しい。
でも、先に書いたように
重要な要素だ。
本書では特に感情を読み解くのに注視していて、
そのひとつが、
「機能」からひもとく方法。
たまごっちでいえば、
機能として、
「たまごのような形をしている」
「ボタンが3つついている」
「キャラクターが成長し、姿が変わる」
などなど。
それが、どんなプラスの感情になりそうか、
こちらも抜粋すると・・・。
「たまごのような形をしている」
・・・本物の卵みたいでかわいい、愛着がわく
「ボタンが3つついている」
・・・操作が簡単
「キャラクターが成長し、姿が変わる」
・・・次はどのような須賀になるのか、ドキドキワクワクする。
といった具合。
分解することが出来れば、
あとはその構成パーツを1つ変えるだけで、
オリジナルアイデアの出来上がり。
というわけ。
おもちゃに関わる人ならではの、
この見方は、いろいろ応用できそうで、
面白いなぁと。
これ、取り入れてみようかな。
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