“読書感想”『シンプリシティの法則』

書籍

『シンプリシティの法則』 著者:ジョン マエダ、 翻訳:鬼澤 忍

しいモノはシンプル!
この本もご覧の通りシンプル。
ページ数もわずか100。
 
シンプルという感覚は、けっこう大事で。
私で言うと、仕事のとき。
引き算で編集して動画を作る。
これを上手く言語にするのは、案外難しい。
そんな引き算を使いやすくしてくれる本。
 
本書で語るシンプルにする法則は次の10つ。

1・【削減】
2・【組織化】
3・【時間】
4・【学習】
5・【相違】
6・【コンテクスト】
7・【感情】
8・【信頼】
9・【失敗】
10・【1】

ねえ、多いよね。
全然、シンプルじゃないよね。
 
これを予見してたかのように、
9番の【失敗】でシンプリシティの法則の
欠点として紹介してる。抜け目ないな。。。
 
大体字面から察することができると思うけど。
ちょっとだけ書くと。
 
1の【削減】
考え方は3つ。「縮小」「隠蔽」「具体化」
「縮小」の例はICチップ
「隠蔽」は例えばスマホのフリック。普段使わない項目が隠れてる。
「具体化」コンパクトになったら素材にこだわるなど、品質を高める。
 
2の【組織化】
グループ分けする。と。
さっきの「削減」の項目に
「縮小」「隠蔽」「具体化」の小項目が隠れていたように、
まとめて分類するとスッキリして、シンプルに見える。

3の【時間】は、効率化して時間節約!
4の【学習】は、知識を持っておけば便利だよ~って話。
5の【相違】シンプルとそうでないものは、互いに関係し合う




などなど。

例えば、現代の信号機にもシンプリシティの考え方が入ってる。
それは、隣に待ち時間を表すLEDがついてること。
 
人って、今どのくらい時間が経っているか分からないと、
いや、どれくらい待たされるか分からないとストレスになる。
なので、LEDでカウントダウン表示をすることによって、
待ち時間を短く感じるようになる。
これは、時間の隠蔽テクニックだ。
 
他にも「そんな考え方が入っていたなんて!?」と
普段何気なく見てた、何かにへぇが入ってて。
ちょっぴり鼻高で誰かにしゃべれる。
 
筆者がWEBデザインもされてるかたなので、
WEBの話が多いんだけど、
コーヒーブレイクで一気読みしてしまった。
そんな1冊でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました