“読書感想”『ホワット・イフ?』

書籍
ホワット・イフ? Q1: 野球のボールを光速で投げたらどうなるか (ハヤカワ文庫NF)
著者:ランドール・マンロー 翻訳:吉田三知世

タイトルにあるような
“たられば”を、ああだこうだ楽しむ1冊。
 
著者は元NASA職員の漫画家という
異色の経歴の持ち主。
 
一見バカな妄想かもしれないけれど、
子どもの頃を思い出してほしい。
あの頃、疑問が絶えずあふれていたはずだ。
ちなみに私は消化器を逆に抱えれば、
宙に浮けると信じて疑わなかったくちだ。
 
そんなことする勇気はなかったので、
恥をかかずにすんだけど。
 
本書には、そんな妄想、夢があふれている。
 
例えば、「地球上にいるすべての人間が
レーザーポインターで月を照らしたら、色は変わるのか?」

 
ただ、答えを考えるのではなく、
どんどん明るさの出力を上げていく、
それも際限なく。
サーチライトから、軍事用レーザーまで持ち出し、
月を照らすと、 
さて、月は最終的にどうなってしまうのか?
 
 
個人的には、
「ステーキを美味しく焼くには、どの高さから落とせば良いのか?」
お気に入り。
 
いや、普通に焼けよ。
なんて野暮なことは言っちゃダメです。
地上何キロから落とせば、イイ感じに焼けるんでしょう。
 
答えは、意外なものに。。。
 
 
子供心の妄想を思考実験していく、
科学が面白くなる本でした。
 

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