“読書感想” 超スピード文章術

書籍

人間、言葉でモノを考えるので、
それが速くなれば、仕事効率もあがるのでは?
ってことで、こちらの本の話。

超スピード文章術

超スピード文章術

10倍……界王拳みたいだぁ。

いわく、
・仕事で書く文章に文才はいらない。
・「表現」より「用件」重視
・うまい文章でなく、必要な情報
・うまく書こうとしない。
・起承転結、正しい文法も気にしなくていい

これが速く書くための大原則。
文章は熟考すべしと捉えてた私としては、
考えるのをできるだけ省略せよ。
という、この考えは、なかなかセンセーショナル。

原稿用紙1枚を埋めるのに
1日かかってたこともあるしね。
 
 
では、実際、速く書くコツって
なんだろうか。。。
この本の中から私が印象に残ったのは2つ。
 
 
ひとつめは・・・「メモを取る」こと!

文章は無から生まれない、
そのためには、素材が重要である。
素材とは
「独自の事実」だったり、
「エピソード」だったり。
これらは何かというと自分の見たものである。
見たものを文章に盛り込めと言ってるわけだ。
 
その際、自分の記憶力は絶対信用しない。
覚えてられる時間なんてたかが知れてるから。
もう、思いついたらその場でメモ。
なんなら、SNSでつぶやく、というのも
ひとつのメモ効果があるのかもしれない。
 
 
速く書くコツ2つ目。
「知り合いを読者に想定する。」

 
みんなに分かる文章は存在しない。
 
例えば、交通事故防止について語るとき。
児童と高齢者では、伝えることが変わるだろう。
前者は、横断歩道の渡り方。
後者は、運転上の注意といった具合に。
 
広く網羅しようと
あれもこれもと考えるから、
書くのに時間がかかるわけだ。
 
相手を想定して、
その人にしゃべるように書く。
そうすると、伝わるように
素材を順序立てて書ける、と。
 
書くことで、一番のネックは「オチ」
「オチ」は時間がかかりやすい。
ならば、もういっそのこと
ただ「まとめ」にするだけで、
読後感が良かったりする。
 
 
というわけで以上2つ。
普段メモをする癖をつけて、
シャレた言い回しを考えなければOK。
いかんせん、書くハードルを自ら上げてる人が多い。
という話でした。
 
 
そのほか、
順接の接続詞はなるべく使わない。
(「だから」「また」「さらに」など。)
下手に慣用句を使おうとしない。
「煙に巻く」とか「後ろ髪ひかれる」とか。
こまかいテクも満載。 
文章術のとっかかりとしては、
すごく良いんじゃないかと。
遅読の私でも半日あれば、読めましたし。
 
なので、さりげなーくおススメしておきます。

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