″バカ映画感想″バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー

映画

マジメな映画ばかりじゃなく、
バカな映画もたまにはね。っていう話。

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー

出典:映画配給会社アルバトロス 公式Twitterより引用

データ

公開:2022年
製作国:フランス、ベルギー
監督:フィリップ・ラショー

あらすじ

警察署長の父親の反対を押し切り、役者として夢を追い続けているセドリック。
実は心が折れかけていたその時、新作映画「バッドマン」の主役に抜擢される。
そう、「バットマン」ではなく「バッドマン」だ。
 
“バッドモービル”に乗り、宿敵“ピエロ”と戦うヒーロー映画。
このチャンスを逃してはならないと、セドリックは体を鍛え上げ、武術を学び撮影に挑む。
戸惑いながらも撮影初日が順調に終わろうとする中、
妹から父親が倒れたという知らせが入る。
 
焦ったセドリックは、バッドスーツのままバッドモービルに乗り病院へと急ぐが、
その途中で事故に遭い気絶してしまう。
そして目を覚ますと、自分の名前や過去の記憶を失っていた―。

出典:映画『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』公式サイトより引用

個人的には、令和版「ホットショット」だと
勝手に思ってます。
 
 
昔、流行りの映画をパロディした「ホット・ショット」という映画が
ありまして。
トップガンやら、ターミネーターやら、
見境なしにパロディするので、麻薬めいた楽しさのある映画でした。
 
 
本作、バッドマンがパロディするのは、
「バットマン」だけじゃありません。
 
ポスター見るだけで一目瞭然ですが、
MCUシリーズも大いにパロディしていきます。
 
ソーにアイアンマンに、キャプテンアメリカ・・・。
 
しかも、今のディズニー傘下のMCUだけでなく
サムライミ版スパイダーマンだったり、
ブライアン・シンガー版「X-MEN」、
2019年公開の「ジョーカー」、

もう、なんでもござれ!
 
この手の作品は、
元ネタが有名であればあるほど楽しいので、
チョイスはバッチリだと思いました。
 
パロディの質も無駄にクオリティ高い!
外見だけじゃなくて、
アクションもバッチリかっこいいし。
中でも、
抜群に似てると思ったのが、
アベンジャーズのテーマ曲ね。
 
アベンジャーズっぽい曲が流れるたびに
笑った笑った。
 
 
いっぽうで、
再建したノートルダム大聖堂が再び燃えるとか
映画の撮影中に実銃が暴発とか。
現実の話をネタにした、
ブラックジョークも、散りばめられている。
 
この温度差が、いいよね。
 
 
 
ストーリーに関しては、
オチを途中で予想できちゃうんだけど、
予定調和を楽しむ系の笑いだから、
そんな、天地がひっくり返るような
どんでん返しを期待しないほうが良いとは思う。
 

ただ、「バッドマン」って名前一発ギャグかと思いきや、
勘違いした主人公によって、次々と事件が起こるので、
本当に「悪い」やつ。
主人公がバッドマンになっていくのは、
たぶん、これが一番のブラックジョークでしょう。
 
 
すげー脱力したいときに、
おススメの映画です。
 
 

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