正真正銘最後の冒険 “インディ・ジョーンズと運命のダイヤル” 感想

え?ハリソン・フォードって80歳なの?!

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」本予告編【インディが人生をかけて探し求めた秘宝“運命のダイヤル”とは…】6月30日 全世界同時公開!

データ
公開:2023年6月(日本公開)
製作国:アメリカ
監督:ジェームズ・マンゴールド

あらすじ

考古学者で冒険家のインディも定年を迎え、
大学講師の任を終えることに。
そこへ、ヘレナという女性が現れ、
インディが若き日に発見した秘宝「運命のダイヤル」の話を持ち掛ける。
人類の歴史を変える力を持つという「運命のダイヤル」を巡って、
インディは、因縁の宿敵である元ナチスの科学者フォラーと、
全世界を股にかけて争奪戦を繰り広げる!

冒頭は、もう様式美といってもいいかもしれない、
インディが捕らえられたところから開幕。
 
頭から、ずた袋を被せられた男が歩かされてるわけです。
「ああ、もう絶対インディ。絶対インディだよ。」
と思って見てると、その袋を取った先には・・・
見た目30代のハリソン・フォードが!
 
最新の映像技術は恐ろしい。
ハリソン・フォードは、今、80歳のはず。
こんなこともできるんだな。。。
 
 
冒頭のドタバタ劇は、シリーズ恒例で
なんだか懐かしい。
他にも、お馴染みのアノ演出もあるので、
集合恐怖症のかたは、心構えをして臨みべし。
 
お馴染みと言えば、ナチスが敵なのも久々。
確か、前作クリスタルスカルでは、敵がソ連だった。
 
ただ、シリーズ特有の大味な部分もそのままなので、
現代の目線で見ると、「ん?」となる箇所もあるっちゃある。
 
 
ノスタルジックな部分は大事にしつつも、
新しい要素もある。
今回、インディは定年を迎え、厄介払いされた
寂しい老人として登場する。
あの、血気盛んなジョーンズ博士は
見る影もない落ちぶれよう。背中が超寂しい。
これまでの、「俺についてこい」と言わんばかりな無鉄砲さは、
少し鳴りを潜めていた。

だから、冒険の動機もちょっと違う。
 
 
そして、インディ初。街中で大暴れするシーン。
今まで、街中でチェイスなんてやったことなかったわけで。
ここは新鮮でした。
 
 
他にも細かいところはあるんだけど、 
これまでのシリーズと明確に、ハッキリ違うところがある。
それは、“最後をどこで迎えるか。”
 
今までのインディシリーズのエンディング行く前のシーンを
思い出して比べてほしい。
 
今回のインディを見たとき、
「家に帰るまでが遠足よ」と、
昔々、担任に言われたこの言葉が
ふと、よぎった。

理解した時、妙にしんみり。
インディとの遠足は終わったのだ。
 
 
現在、冒険活劇は好まれないのか、
そういう映画はめっきり少なくなった。
今後「インディ」を継承するシリーズは生まれるのだろうか。。。

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