やられたらやり返す
１００倍返しだ！
でおなじみの映画の話。
ジョン・ウィック：コンセクエンス
データ
公開：２０２３年９月(日本公開)
製作国：アメリカ
監督：チャド・スタエルスキ
あらすじ
裏社会の掟を破り、粛清の包囲網から生還した伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。
出典：映画『ジョン・ウィック：コンセクエンス』オフィシャルサイトより引用
地下に身を潜め、全てを牛耳る組織：主席連合から自由になるために立ち上がった。
組織内での権力を得た若き高官グラモンは、
聖域としてジョンを守ってきたニューヨークのコンチネンタルホテルを爆破、
ジョンの旧友でもあった盲目の達人ケインを強引に引き入れ、
ジョン・ウィック狩りに乗り出す。
そんな中、日本の友人、シマヅの協力を求めてジョンが
大阪のコンチネンタルホテルに現れる・・・。
果たしてジョンは、かつて忠誠を誓った世界との決着をつけて、
真の自由を手にすることができるのか！？
今年は、これを見るためのつなぎとして、
他の映画を見てたといっても過言ではないくらい、
待ちに待ってた作品。
防弾繊維のスーツにより、
ジョンはもとより、敵も銃弾に当たってとて死なない。
ならどうするか？
シンプルにゴリ押す！
この脳筋具合、嫌いじゃない
比喩じゃなく、「銃弾で殴る」という戦闘シーンを
雨あられのように浴びる体験ができるのは、ジョン・ウィック シリーズならでは。
しかも約３時間！！！
まいったね。
続編出るたびに長くなって、
とうとう３時間ですよ。
この時間、どう使うのかと思ったら・・・
ひたすらドンパチ、お祭り騒ぎ。
最後だからかハジケすぎ！
ストーリーは復讐劇なので、シンプルなのだけれど、
役者陣から、アクションから、とにかく濃ゆい。
階段落ちとかは、普通の人だったら命を落とすぞ。
たぶん、最後に狂い果てようと、制作陣は思ったに違いない。
ガン・フー、カー・フー、ドッグ・フー
と、これまでの集大成なアクションてんこ盛りなところからも、
その感じは伝わってくる。
あと、登場人物の豪華さもお祭り感。
キアヌ・リーブス
ドニー・イェン
ローレンス・フィッシュバーン
真田広之
ほぼ同年代の彼らの渋い演技もさることながら、
それらを束ねる、イアン・マクシェーンの❝ドン❞なカッコよさ。
ここまでは、知ってるカッコいい人たちだけれど、
ビル・スカルスガルドの別ベクトルのカッコよさ。
新時代のカッコよさというのか。
出てきたときに、イケメンすぎてびっくりした。
とにもかくにも、ウィック中毒・・・ウィックの薬漬けみたいな映画だった。
マジで見るのに体力使うので、
アバター２と比べて段違いに疲労する。
ただ、物足りなかったのは、
これまでのような○○・フーと名の付く
新しい奇抜なアクションが少なかったところ。
毎回の楽しみでもあったので、ちょっと残念。
盲目の戦闘とかは面白かったけどね。
ドアベルは武器になる。とだけ書いておこう。
奇抜なフーの代わりにカンフーに原点回帰。
最後の決着も、カッコいいアクションを突き詰めて、
行き着くところまでいった結果、
シンプルで古典的な戦いになるのは感慨深い。
たぶん、あれって映画というそのものの、原初の「カッコいい」ですよね。
変なところは勿論ある。
電車のシーンは、
普通に考えて電車に乗るのをためらう状態で乗るので、
あそことかは周りの客はドン引きでしょうね。
クラブでの戦闘シーンでも、
戦闘中にも拘らず踊りを止めない周囲の客とか、
変なところあるっちゃあるんだけど、
味になってるのが「ジョン・ウィック」かもしれない。
今回エンドロール後にボーナストラックがあります。
「復讐」というものが抱える、カルマ。
それを示唆するワンシーン。
こういうの好きですね。
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