映画感想 ❝ヒッチコックの映画術❞

ヒッチコックの映画術

映画『ヒッチコックの映画術』予告編

データ
公開:2023年9月(日本公開)
製作国:イギリス
監督:マーク・カズンズ

概要

“サスペンス映画の神様”とも称されるアルフレッド・ヒッチコック。
本作は「本人」が自身の監督作の裏側を語るスタイルで、
その“面白さの秘密”を解き明かしていくドキュメンタリー。

出典:映画『ヒッチコックの映画術』より

逃亡、欲望、孤独、
時間、充実、高さ。

全6章でヒッチコックの使ったテクニックをひもとく、
映画教本とも言うべきドキュメンタリー。
マジシャンの種明かしみたいなもので、
バレないように感情移行させられていたのだと再発見。
 
予告編を見て、
ドアのマジックに「おおっ」と思った人は、
見て損しないでしょう。
 
 
映画はウソをつくもの。
 
この映画の最大のウソは、
ヒッチコック本人の語っている映像は1つもないのに、
彼が語っていることになっている。
❝見立て❞が成立していることだと思う。
 
監督、マーク・カズンズの
生粋の映画オタクぶりが伺い知れる1本でもある。
 
 
余談だけど、語り口が教育ビデオすぎて、
絶妙に眠気を誘うので、
学校の授業が苦手だった人は、
ミンティアを持って行ったほうがいい。
 

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