最初に言わせてほしい。
ウルトラマンは私にとって 母親 です。
何のこっちゃい な方。いると思いますが、
よろしければ、私のお話だけでも読んでやってください。
2020年9月ー
東京ドームシティ Gallery AaMoにて開催中の展示会。
「特撮のDNA―ウルトラマン Genealogy」
出典:特撮のDNA公式HPより
シリーズファンとして、見逃せない!!!
コンセプトは“系譜”。
ウルトラシリーズを中心とした円谷特撮の貴重な資料が!
当時モノ、レプリカ含めたおよそ170点以上ものウルトラ美術の数々。
デザイン画、ミニチュア、衣装、着ぐるみ…etc
入口ではブースカがお出迎え。
このマスク、良い!最高に良い!!
心臓がすごい勢いで体中に血液を送りこんでいるのが分かる。
私、興奮してます!!!
思い出のウルトラマン
ちなみに、みなさんのウルトラ原体験は何でしょうか。
私は「帰ってきたウルトラマン」です。
近所のレンタルビデオ店で借りてきた
第4話「流星キック」回が最初の出会い。
衝撃でした。超カッコいい!!!
4歳だった私はいてもたってもいられず
早速マネをして、当時住んでいたアパートの階段から
踊り場まで一息に飛び降り……足首をねん挫しました。
保育園1週間くらい休みましたかね。
そんなこともあり、強烈に印象に残っています。
お話だけでなく、当時の思い出も甦ってくるのが
ウルトラシリーズの良い所。
ウルトラマンは子供向け???
「子供向けでしょ?」とか言われがちなウルトラシリーズ。
この子供向けという言葉には、今日(こんにち)では
”幼稚”という意味合いで使われることが多く
あまり良い印象を受けません。
で・す・が!
例えば、ファミリーレストランで食べる「お子様ランチ」も
味は悪くないじゃないですか。
ネガティブにとられるのは、あまり良い気分ではありません。
そこで新たに提唱したいのが、
「子供に寄り添ってくれる」シリーズ。それがウルトラだと。
それは、子供たちに正義とは何なのか?を問いかけ、
それは、どんなピンチでも子供たちの声援で立ち上がる
これらの要素があることからも伺えます。
とは言いつつも、ウルトラマンから離れる時期はあります。
ご多分にもれず私もそうでした。
「ウルトラマン」って幼稚だよね。ってことで
踊る大捜査線とか見てました。
「俺、大人だぜ!こんなの観てるし分かるんだぜ」いきがりたくなる歳でした。
でもね。大人になってふとした瞬間に
たま~に「ウルトラマン」見たくなる時、あります。
そうしたら、今でもやってるんですよ!!
ウルトラマンシリーズ!!!!
出典:ウルトラマンZ公式HPより
※今放送中の「ウルトラマンZ」youtubeのウルトラマン公式チャンネルでも最新話無料放送中
昔見ていたシリーズは趣が異なります。
全く同じではないけど、やっぱり同じウルトラマン。
それは、
たまに帰った実家で会う母親みたいな感覚でした。
相も変わらず「食え食え」と無限に出てくるおかず、
だけど、髪の毛には白髪が目立ってきて、
身長もいつの間にか小さく見えて…。
変わらないものと、変わっているもの。
懐かしくもあり、寂しくもあり、何というか安心するんですよね。
こんな作品は中々ありません。
大抵、コンテンツはブームが過ぎ去れば忘れ去られていくものですから。
こうして帰って来られる場所があるのは
ひとえに円谷プロさんが50年以上に渡り続けてきた企業努力によるものだと思います。
例えば他に「ガメラ」という特撮シリーズが好きなのですが、
もう10年以上も新作は生まれていません。
※高さ60~80mのカメをモチーフにした大怪獣がさまざまな敵怪獣と戦う映画シリーズ。
現在、全12作出ているが2006年を最後に新作は生まれていない。
ガメラはあの頃のまま時が止まっているのです。
思い出を振り返ることしかできません。
ウルトラマンによって育てられた子供たち。
私以外にも、そういう方いると思います。
たまには、実家に顔出してみるのはいかがでしょうか。
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