【日本沈没を見る・その2】日本沈没(2006)

映画

「日本沈没」シリーズ。
・・・シリーズと言っていいのかな。

第二弾の感想です。 

2006年版 日本沈没!!

出典:東宝 ホームページより引用

データ

製作国:日本
公開:2006年

あらすじ

「日本列島が海中に沈む」
学会で発表されたデータは
日本政府に衝撃をもたらした。
 
それを証明するかのように、
各地で相次いで発生する大地震。
 
そして、示された事実。
富士山が噴火するとき、
日本は終わる。
 
未曽有の危機を前に
生き残ることはできるのか―。

平成に入り、再び映像化された「日本沈没」
今作は、アクションスペクタクル作品となってます。
  
物語の主軸となるのは潜水艇のパイロット小野寺。
草なぎ剛さんが演じています。
 
潜水艇アクションが盛り込まれ、
メカ好きの心をグイグイ刺激します。
 
スイッチ「カチカチ」するのはなんかカッコいいよね!
 
本筋変更のため73年版とは違う方法で
日本人を救うことになっています。
政府ではなく、潜水艇のパイロットが主軸ですからね。
 
個人的には「ザ・コア」に近いかな。と。
 
キャラクターや展開も
ひとひねり加えられています。

73年版は、日本に大異変が起きそうだけど、
それが何なのか確証をもてないため、
調査研究を進めつつ、
国民への発表も駆け引きがありました。
 
政治色が強かったんです。
 
06年版は、冒頭で「沈む」と明言されますから、
駆け引き面は薄くなりました。
 
生き残る人も変わっていたりするので、
この辺りは意見が分かれる部分でしょう。
 
 
 
そしてそして!
日本沈没といったら、もちろん大特撮。

技術の進歩によってパワーアップ!
ミニチュアだとバレバレなショットはなく、
津波のシーンは、ただただ恐ろしい。
 
今年のドラマ「日本沈没」にも
流用できるんじゃないかな。
 
ひとつ思ったのは
樋口監督は渋谷109に
何か思い入れがありそう。
ガメラ3に続いて、
この映画でも容赦なく破壊してます。
 
映像はスゴイ!・・とはいえ。
 
73年版と違った印象を持ちます。
 
73年版は大破壊シーンをこれでもか!
と長く見せることによって
「もうやめて~」と言いたくなる
悲壮感が際立っていました。
 
06年版は、あまり長く見せないので、
スーパーヒーローたちが日本を救うための
「なんとかせねば感」が高まる見せ方になっている。
 
こうも変わるかと思うと面白いですね。
 
映像面ではほかにも、
海外の映像が静止画だけだった73年版と比べて
06年版は全てムービーになってるのも
地味に良い変更です。
  
 
というわけで、
日本沈没(2006)は
アクションを楽しむエンタメ作品かな。
と思っております。

こういうスケールのデカい作品は
邦画であまり見かけなくなったなぁ。
 
 
今、振り返ると貴重な作品なのかもしれない。

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