キャッチコピーに代表される、
コピーライティング。
人の行動を操るマジックワードは、
どうやって生み出されるのか?
やっぱりセンスなの?
いやいや、
“コピーライティングは技術職である”
そう言っている本の話。
コピーライティング技術大全
技術ということは、
ある程度、誰でもできるということ。
技術書と銘打っているので、
使い方を懇切丁寧に紹介しており、
コピーライティングの教科書と
言ってもいい。
この本で、繰り返し出てくる重要な単語があります。
それは「PASBECONA(パスビーコーナ)」
コピーライティングする際に
盛り込んだほうが良い要素のことで、
それぞれ下記9つの単語の頭文字をとったもの。
1・Problem(問題)
2・Afinity(親近)
3・Solution(解決)
4・Benefit(利得)
5・Evidence(証拠)
6・Contents(内容)
7・Offer(提案)
8・Naroow(適合)
9・Action(行動)
※頭文字をとって
「PASBECONA」
本書の中では、
それぞれの要素解説と応用テクニックが
100項目、およそ400ぺージにも渡って
載ってます。
けっこう「目から鱗」レベルのものばかり。
ただ、全ての根底にあるのは、
PASBECONAの「B」だと感じました。
B→Benefit(ベネフィット)
これは「相手のどんな悩みを解決できるか。」
よく使われる定型句にこんな言葉があるそう。
「顧客はドリルが欲しいわけではない
穴を開けたいのだ」
「人は商品・サービスそのものがほしいのではなく、
出典:コピーライティング技術大全P37より引用
それを買った結果得られるものがほしい」
自分のためではなく、
相手のためを思った「Youメッセージ」が大事だそう。
つまり、
相手のためを思う「思いやり」の精神、
それがコピーライトの真髄だと思いました。
ネット社会になって、
「ペンは剣よりも強し」という格言の重みが
増している気がします。
SNSを用いた誹謗中傷による
事件・事故は今に始まったことではありません。
逆に、ポジティブな言葉をなげかければ、
悩んでいる人を奮い立たせることもできます。
言葉ひとつで、人の生き方さえ
コントロールできる今、
自分の言葉に不安を覚えたら
読んでみるのも。
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