“HENTAI映画感想” TITANE/チタン

映画

真正のHENTAI降臨!
車との子どもってできるのかな。
そんなことを真剣に考え始めちゃう。

という映画の話。

TITANE/チタン

TITANE/チタン [Blu-ray]

データ

公開:2022年(日本公開)
製作国:フランス、ベルギー
監督:ジュリア・デュクルノー

あらすじ

幼い頃、交通事故により頭蓋骨に
チタンプレートが埋め込まれたアレクシア。
彼女はそれ以来<車>に対し異常な執着心を抱き、
危険な衝動に駆られるようになる。
 
自らの犯した罪により行き場を失った彼女は
ある日、消防士のヴァンサンと出会う。
10年前に息子が行方不明となり、
今は孤独に生きる彼に引き取られ、
ふたりは奇妙な共同生活を始める。
だが、彼女は自らの体にある重大な秘密を抱えていた──

出典:映画『TITANE/チタン』公式サイトより引用

観終わってふりかえると、
この、あらすじ・・・。
そんな話だっけ?
違うような気がするんだけど。
 
 
とにかく、見たというより見せつけられた!!
とんでもねえ、衝動がギュッと詰まった作品。
いかに人間のルールで生きてきたかに
気づかされたね。いやはや。
 
 
開幕早々の、
少女アレクシアが車のエンジン音を
口ずさむシーン。
父親がカーオーディオの音量を上げると、
エンジン音が聞こえなくなるため、
運転席を蹴ってダダをこねる。
 
交通事故のきっかけにもなるシーン。
 
この一連は、
セリフがないにもかかわらず、
ただの無邪気な子どもではすまされない、
異常な感じが出てる。
空気感からそう感じるので、
何がとは、具体的に言えないんだけれど。
子役のふてぶてしい表情も良い味でてる。
 
だからやっぱり、
チタンプレート埋め込まれたから、
危険な衝動に目覚めたっていうのは、
はっきり違うと思う。
 
 
そして、大人になったアレクシア。
ダンサーとして生計をたてている。
しばらく、このパートが続くのかな。とか、
思ってたら・・・
ファンの一人を出会って5秒でキル!
前触れもなく、いきなりだから、
思わず変な笑いが出た。
狂ってやがるぜ、この映画。
 
で、このあと
度肝を抜いたのが、車とS〇Xシーン。
え?
マジで?

これが本当のカーS〇Xか。。。
というか、どうやってやるのか、
そっちのほうが気になるぞ。
 
もう、この辺りから
産毛総立ち。
最高に狂ってやがるぜ、この映画。
 
この映画に対して
ジェンダーの枠をこえた云々、
そんなうたい文句を見かけるけど、
ジェンダーというか。
生物の枠をこえてないか?
 
 
このあとも、
消防士のヴァンサンと出会うまで、
いっこうに息切れしない強烈シーンのたたみかけ。
S〇Xしてから殺し、
殺してからS〇Xする。

時計を見たら、まだ30分しか経ってない。
ウソだろ。2時間くらい見た気になってたぞ。
 
ただ、ヴァンサンと出会ってから、
ひとまず、一息つけるくらいには、
テンポが落ち着く。
まあ、このヴァンサンも、
なかなかイカれてるけど。
 
 
後半は、アレクシアの見た夢なのか。
現実なのか。
すごく境界があいまいな展開へとなる。
まず、アレクシアに、ある体の変化が起こります。
その変化を隠すためにテープを体中に巻き付けて
ギュッと絞るんです。
見た人は分かると思うんですが、
心の中でツッコんでましたね。
いやいや、そこまで隠せないだろう。本当は。
 
あと、体中から溢れるエンジンオイルは、
シンプルに気味が悪い。
さすが、R15指定。
 
 
R指定といえば、
女性の裸がたくさん出てくる。
デュクルノー監督が女性だからか、
思いきりが良い。
 
ただ、全然嬉しくない。
たいてい脱ぐときは狂気が入るんで。
 
 
 
以上、「TITANE チタン」
なかなかセンセーショナルな
シーンに満ちた映画なんですけど、
それだけでもないなぁと。
 
 
例えば、坊主頭にはじまり、
坊主頭で終わるところとか。
 
最後もチタンのタイトルが出て終わるんですよね。
最初にタイトル出てるにも関わらず。
まるで、繰り返すように。
 
悲劇の連鎖が始まるような気配を感じました。
 

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