伝え方とはセンスではなく、
相手の考えを汲み取る技術です。
「この前行ったお店のラーメンがとても美味しかった」
たったそれだけのことが相手にうまく伝わってない…。
そんな悩みはありませんか?
「へ~」
の一文字で流されちゃうこと!
この人と価値観が合わないかも…
と思うのは気が早いかもしれません。
少し前まで。
書店では馴染みの店員さんの顔と
同じくらいよく見かける
レギュラーメンバーだった本。
今更ながら読みまして…。
今まで無視してごめんなさい!
すごくタメになりましたので、
「人を動かすコトバの魔力」
ちょっとまとめてみました。
ちなみに今買うなら2だけでも充実してます。
「ノー」から「イエス」へ
相手に何かしてほしいことがある時!
自分の要求を伝えるだけにしていないでしょうか。
「〇〇のこと調べといて!」
そして、出来てなかったら、
「何をやってんだ」って。
何を隠そう私のことです。
自分の頭の中をそのままコトバにしてはいけません。
人間って、生来面倒くさがりですから。
自らのこと以外はお尻が重たいものです。
大事なことは相手の気持ちにたつこと。
ポイントは7つ
1_相手のメリットと一致させる
2_嫌いなことを回避させる
3_一緒にやってみるチームワーク化
4_感謝を伝える
5_選択させる(選べるようにする)
6_認められたい欲を刺激する
7_あなた限定にする
なんとなく、想像つく項目もあると思います。
分かりにくそうなもの3つだけ紹介。
本の例がすごく分かりやすかったので、
そのまま引用させて頂きます。
1_相手のメリットと一致させる
飲食店で料理を提供するのに時間がかかるとき。
「4分ほどお待ちいただけますか?」
よりも
「できたてをご用意します。
4分ほどお待ちいただけますか?」
相手に「美味しいモノ」が食べられるメリットを提示すると、
不快な思いをさせずにすむ。
2_嫌いなことを回避させる
「芝生に入らないで」
よりも
「芝生に入ると農薬の臭いがつきます」
相手にとって嫌なことを提示してあげる。
(ただしネガティブな表現なので使い方には気を付ける)
7_あなた限定にする
「初めて来たあなただけに
特別なスイーツに変更できます」
実際はみんなに言っていたとしても、
ちょっと嬉しくなりません?
と、相手の気持ちで考えることが基本中の基本。
締めくくりに胸に響いた格言を。
「願いの実現は相手の中にある」
強いコトバを作る8箇条
先ほどまでは、コミュニケーションでしたが
ここからは、
キャッチーなコトバを作るテクニックです。
それは以下の8つ。
1_サプライズ法
⇒「あ、~」「そうだ、~」などの感嘆詞や「!」を使う
2_ギャップ法
⇒伝えたいコトバと反対のコトバを前に入れる
3_赤裸裸法
⇒自分の体の反応をコトバにする
4_リピート法
⇒伝えたいコトバを繰り返す
5_クライマックス法
⇒終わりのコトバ入れる
「ここだけの話ですが」など
6_ナンバー法
⇒数字を入れると説得力UP!
7_合体法
⇒2つのコトバを組み合わせる
8_頂上法
⇒一番のものに人は強烈に反応する
こちらも、説得力のある良い例が
本書に載っていましたので、あわせて紹介。
「大きなたこ焼き」を8つの方法で強調した例です。
1_サプライズ法
⇒「あっ、大きなたこ焼き」
2_ギャップ法
⇒「皿が小さく見える、大きなたこ焼き」
3_赤裸裸法
⇒「息が止まるほど、大きなたこ焼き」
4_リピート法
⇒「大きな、大きなたこ焼き」
5_クライマックス法
⇒「ここから撮影禁止です。大きなたこ焼き」
6_ナンバー法
⇒「300% 大きなたこ焼き」
7_合体法
⇒「野球ボールたこ焼き」
8_頂上法
⇒「原宿で一番、大きなたこ焼き」
ただただ「大きなたこ焼き」というよりも
印象に残りませんか?
おわりに
強いコトバを使えるようになると
とても便利です。
便利ですが、強いコトバだらけになると
本当に伝えたいことの印象が薄まることもまた事実。
ココぞ!というタイミングで使いましょう。
…ここ最近読んだ本で感じたことですが、
「やりたいこと」を実現するには
「誰かのためになる」と
切っても切り離せない関係にあるな。と。
ありとあらゆる職業の根本にあるもの。
これは人である以上、必要なことかもしれません。
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